【関東オークス2026】前走敗戦の裏にあった輸送事情とは?見逃せないタマモフリージアの巻き返し材料
公開: 2026/06/15 13:34

3歳牝馬による“砂のオークス”として知られる「関東オークス」がいよいよ17日に開催。今年のメンバーの中で実績上位の存在として注目したいのがタマモフリージアだ。
同馬はキャリア2戦目でJBC2歳優駿を制覇。その後の全日本2歳優駿でも、後にUAEダービー3着となる強豪パイロマンサーにクビ差まで迫る2着と、世代トップクラスの能力を示してきた。特に全日本2歳優駿ではメンバー最速の上がりを記録しており、差し脚の鋭さは今回のメンバーでも上位評価できる材料だ。
一方で、前走の京浜盃は見せ場なく敗戦。結果だけを見ると不安が残るが、敗因は比較的明確だ。大井競馬場への輸送後、モノレールと競馬場の1~2コーナーに挟まれた騒がしい場所に馬房が割り当てられた影響でカイ食いが細くなり、大幅な馬体減での出走を余儀なくされたことがレース後に陣営から明かされている。JBC2歳優駿時と比較すると実に31kg減という数字で、本来のコンディションとは程遠い状態だった。
さらに京浜盃は牡馬の強豪が相手。深い大井の砂と距離適性の差も重なり、勝負どころで苦しくなった。それでも直線では最後まで脚を使っており、完全に力負けと判断する必要はない。
陣営は今回について「馬体は戻っている」と状態面の回復を示唆している。実際、帰厩後の調整は順調に進められており、本来の姿で出走できる可能性は高い。もともとスタートが速いタイプではなく、じっくり運んで末脚を生かす競馬が身上だけに、2100mへの距離延長も歓迎材料と言えるだろう。
JBC2歳優駿を勝ち、全日本2歳優駿で2着に好走した実績は今回の牝馬限定戦では大きな武器となる。前走の敗戦だけで評価を落とすのであれば見直す余地は十分。世代トップクラスと渡り合ってきた経験を武器に、タマモフリージアが関東オークスで巻き返しを果たす可能性は十分にあると見たい。

