【関東オークス2026】断然人気が飛んだ昨年の再現も?今年も波乱の余地あり
公開: 2026/06/15 04:00

17日の川崎競馬では、春の3歳ダート女王決定戦として注目を集める「関東オークス」が開催。舞台は左回りのダート2100m。南関東牝馬三冠の最終戦に位置付けられている伝統の一戦だ。
過去には2006年にチャームアスリープが牝馬三冠を達成したが、それ以降は三冠馬が誕生していない。その背景にはJRA所属馬の積極的な参戦がある。地方所属馬にとっては世代の頂点を争う舞台である一方、中央勢にとっても将来のダート路線を占う重要な一戦となっており、毎年ハイレベルなメンバー構成となる傾向が続いている。
昨年はJRA所属のメモリアカフェが断然の支持に応え、5馬身差の圧勝劇を演じた。その後も古馬相手に成長を示しているだけに、関東オークスが将来のダート界を担う才能の登竜門であることを改めて証明した。今年もまた、その系譜を継ぐ存在が現れるか注目が集まる。
中央勢で実績上位に挙げられるのがタマモフリージアだ。昨年の全日本2歳優駿で2着に好走しており、今回のメンバーの中でもトップクラスの実績を誇る。ただし、前走の京浜盃では6着に敗退。能力からすれば物足りない結果だったことは否めない。それでも休み明け初戦だったことを考えれば悲観する内容ではなく、ひと叩きされた上積みは十分に見込める。全日本2歳優駿で見せた先行力と粘り強さが戻れば、当然ながら勝ち負けの中心となる存在だ。
一方で、上昇度という点で興味深いのがジュワネングである。前走で1勝クラスを突破したばかりで実績面では見劣るものの、血統背景には大きな魅力がある。父はガンランナー産駒で、同産駒のフィンガーが東京ダービーを制したばかり。近年の地方交流重賞では米国型ダート血統の活躍が目立っており、初のオープンクラス挑戦でも侮れない存在となりそうだ。今回は未勝利勝ちへ導いた岩田康誠騎手とのコンビ復活も心強い材料である。
地方勢で注目したいのは佐賀から参戦するサキドリトッケンだ。これまで12戦して8勝という勝率の高さはメンバー中でも際立っている。前走の九州優駿栄城賞では断然人気を背負いながら2着に敗れたが、その敗戦によって今回は評価を落とす可能性が高い。だが、地方所属馬にとって関東オークスは目標に据えやすい一戦であり、遠征経験や豊富なレースキャリアは大きな武器となる。中央馬との対戦実績こそ少ないものの、人気以上に警戒が必要な存在と言えるだろう。
例年通り中央勢が主役を担う構図ではあるが、今年は実績最上位のタマモフリージア、成長力に期待がかかるジュワネング、そして地方代表として一発を秘めるサキドリトッケンと、それぞれ異なる魅力を持つ有力馬が揃った。世代トップクラスの牝馬たちが激突する関東オークスは、今年も今後のダート路線を占う重要な一戦となりそうだ。

