【ヴィクトリアマイル2026予想】脚質転換3走目のケリフレッドアスクに期待、東京マイルは歓迎材料
公開: 2026/05/17 04:00

日曜の東京メインは春の牝馬マイル女王決定戦「ヴィクトリアマイル」が行われる。各路線から世代を代表する実力馬たちが集結する一戦であり、今年も例年以上に混戦色の強いメンバー構成となった。
そんな中で注目したい存在がドゥラメンテ産駒の4歳牝馬ケリフレッドアスクだ。
ケリフレッドアスクは昨年、G2紫苑ステークスを鮮やかな逃げ切りで制し、重賞初タイトルを獲得。その後もオークス、秋華賞、エリザベス女王杯とG1戦線へ果敢に挑戦し、強敵相手に経験を積み重ねてきた。
今年に入ってからはG3戦で8着、4着と馬券圏内には届いていない。しかし、着順だけで評価を下げるのは危険だ。内容を振り返ると、むしろ新たな可能性を感じさせる競馬が続いている。
特に印象的だったのが今年初戦の中山牝馬ステークスである。
これまで逃げ・先行策を主体としてきたケリフレッドアスクだが、この日は外枠の影響もあり後方からの競馬に。通常なら自分の形を作れず苦戦しても不思議ではなかった。しかし、鞍上の佐々木大輔騎手がうまく折り合いをつけると、直線では上がり3ハロン2位の末脚を発揮。新たな一面を見せる内容となった。
さらに前走の福島牝馬ステークスでは、主戦の西塚洸二騎手へ戻って再び差す競馬を選択。ここでも後方待機から上がり2位の脚を繰り出し、4着まで追い上げてきた。つまり、今年の2戦は単なる展開の偶然ではなく、“脚質転換”を意識したレース運びだった可能性が高い。
もともと紫苑ステークスを逃げ切ったように、重賞を勝ち切るスピード能力は証明済み。その馬が新たに差す競馬を身につけつつあるなら、直線の長い東京マイルは大きなプラス材料となる。
ヴィクトリアマイルは毎年のように最後の直線で瞬発力と持続力が問われるレース。今のケリフレッドアスクにとっては、むしろ理想的な舞台と言えるかもしれない。さらに今回は脚質転換後3戦目。競馬内容にも慣れが見込めるタイミングであり、4歳馬らしい成長力にも期待がかかる。
人気面では伏兵扱いとなる可能性もあるが、それだけに馬券妙味も十分。無欲の追い込みがハマれば、一気にG1タイトルへ手が届いても不思議ではない。
今年のヴィクトリアマイルは脚質転換で新境地を切り開きつつあるケリフレッドアスクが、大舞台で覚醒する瞬間に期待したい。

