【ヴィクトリアM2026】外差し馬場なら"この馬"は外せない!
公開: 2026/05/15 16:49

今週から東京競馬場の芝コースはBコース替わりとなるが、先週までの開催では外差し優勢の馬場状態が続いていた。現在の東京芝のコンディションを踏まえれば、ヴィクトリアマイルでも引き続き差し馬の台頭には警戒が必要であるということは前回の記事で記した通りである。
今回カムニャックが4枠7番、クイーンズウォークが4枠8番と、人気馬2頭は比較的無難な枠を引き当てた。ただ、展開や馬場傾向を考えると、理想を言えばもう少し外寄りの枠が欲しかった印象も残る。
そんな中で、最も目を引く枠に入ったのが大外8枠18番のチェルヴィニアだ。
一見すると不利にも映る大外枠だが、現在の外差し傾向の馬場を考えれば、むしろプラスに働く可能性もある。当然、Bコース替わりによって先行有利のバイアスが強まれば、外を回されるロスが発生するリスクもあるが、当日の馬場状態次第ではこの枠が絶好条件へ変わる可能性も秘めている。
チェルヴィニアは長く脚を使える持続型タイプ。広い東京コースとの相性は高く、スムーズに外目を追走し、自分のリズムで末脚を伸ばせる今回の条件は悪くない。さらに鞍上にはレーン騎手。東京マイル戦で高い勝負強さを誇る名手だけに、その手綱さばきに期待するファンも多いはずだ。
調整過程も非常に順調に映る。チェルヴィニアは放牧先から4月22日に美浦へ帰厩。その後は26日から今週にかけて、日曜坂路と水曜Wコースを中心とした週2本ペースの追い切りを継続し、計6本のメニューを消化してきた。
調教量という点では十分以上であり、帰厩後はきっちりと計画通りの調整が進められている。特に先週のWコース追い切りでは、助手騎乗ながら僚馬の外に併せて1200m77秒8という猛時計をマーク。負荷のかけ方としては申し分ない内容だった。
最終追い切りではレーン騎手が騎乗し、3頭併せの真ん中で調整。ゴール前から1角にかけてしっかり追われ、最終的には併入でフィニッシュした。本番騎乗予定のジョッキーが最終追い切りに跨るのは陣営の本気度の表れでもあり、この点は大きなプラス材料と言える。
父はハービンジャー、母はオークス2着馬チェッキーノ、母父はキングカメハメハと血統面も魅力十分。ハービンジャー産駒らしく、持続力に優れた末脚が最大の武器であり、直線の長い東京コースはまさにベスト条件と言っていい。
外差し馬場が継続するようなら、この大外枠はむしろ追い風になる可能性が高い。人気とのバランスを考えても、チェルヴィニアはヴィクトリアマイルでぜひ抑えておきたい存在となりそうだ。

