【メイステークス2024予想】昨年上位馬が今年重賞勝利を決めた注目のハンデオープン戦
今週土曜東京メインレースに組まれているのは、芝1800mで行われる4歳以上のハンデオープン戦「メイステークス」です。
昨年の勝ち馬サクラトゥジュールは7番人気の伏兵扱いを覆しており、今年の東京新聞杯でもキング騎手騎乗で再度穴をあけての勝利を挙げています。昨年2着馬のマテンロウスカイもその後にリステッドのリゲルSや、今年の中山記念を制しており、今年も重賞で勝ち負けが見込める馬が出てくるか楽しみな一戦となっています。
過去5年のデータでは前走の上がりが速い馬が台頭しており、今年は前走の谷川岳ステークスで上がり33秒9を叩き出しているジャスタウェイ産駒の4歳牝馬ジューンオレンジが注目の一頭です。東京芝コースも1戦1勝と相性がいい舞台で、今回は3勝クラス卒業時のコンビでもある横山和生騎手に戻って挑みます。
前走の距離をみると、今回より短い1600mから距離延長してきた馬が4勝を挙げており、ジューンオレンジはこちらに該当する点も強調材料です。
その他には前走でダービー卿チャレンジトロフィーを使い6番人気12着大敗となってしまったファインニードル産駒のクルゼイロドスルも、3勝クラスは東京芝1600mの節分ステークスで勝利しており、舞台が東京に変わるのはこの馬にとっては歓迎でしょう。鞍上は先日のヴィクトリアマイルをテンハッピーローズで制し、悲願のG1初制覇となった津村騎手が引き続き騎乗予定となっています。
人気薄想定ながら実績なら上位のエイシンフラッシュ産駒オニャンコポンも今回は巻き返しに期待したい一頭です。一昨年の京成杯勝利以降は勝ち星に恵まれていませんが、東京芝コースは分母こそ少ないものの2戦して1勝と相性が悪くないだけに、長期休養明けの叩き4戦目となる今回、好条件での前進に期待が掛かります。
世代別では7歳以上の馬が苦戦しており、2022年にこのレースを制した7歳馬カレンシュトラウスが返り咲きを果たせるかも注目の一戦です。