【エアグルーヴカップ2024予想】「栗東」「人気薄」「後方勢」が鍵を握る一戦
今週日曜東京10レースに組まれているのは、JRA70周年「メモリアルヒーロー」ファン投票において、オークスの歴代優勝馬の中から選ばれたエアグルーヴの名を冠した「JRAウルトラプレミアムエアグルーヴカップ」です。
ダート2100mで行われる4歳以上3勝クラスのハンデ戦で、今年はフルゲート16頭に対して登録25頭が集まる大人気のレースとなりました。また、JRAウルトラプレミアムの対象競走ということで払戻額も増加されており、競馬ファンからも人気のレースとなりそうです。
同名レースは当然存在しないため、過去のデータは同じ舞台で実施された丹沢ステークスを参考レースとし、過去5年分を参照すると、先行馬に厳しいレースとなっているため、狙いは差し・追い込み馬からがセオリーといえそうです。
また、ローテーションを見ると、昇級初戦馬の健闘が目立ち、3勝2着1回となっています。
今年の出走予定馬ではシニスターミニスター産駒のダスク。リオンディーズ産駒のネッケツシャチョウの2頭が該当しており、前走も東京ダート2100mで勝利しているネッケツシャチョウは上位人気想定となっています。
人気別でみると6番人気以下の馬が2勝、3着はすべて5番人気以下となっており、差し・追い込み勢を中心に、人気薄に警戒したいレースとなっています。
また、所属先でみると栗東所属馬が圧倒的な点も注目したいです。関東馬は上位人気馬でも崩れるケースが多く、今年はルメール騎手を確保しているジョーカプチーノ産駒のホウオウバリスタは、このクラスで5戦連続掲示板を確保し、前走も3着と安定感のある一頭ですが、今回に限っては危険な人気馬となる可能性は高そうです。
馬齢別では4歳馬が2勝、6歳馬が3勝となっており、栗東所属の差し・追い込み馬では高柳大輔厩舎から坂井騎手で予定されているフリオーソ産駒の4歳馬ヴァンドゥランが該当となっており、人気薄なら積極的に狙ってみたいところです。