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【函館記念2025予想】マイネルモーント巻き返しへ、立ち回り力が生かせる函館なら見直し必至

2025/06/27 19:47
【函館記念2025予想】マイネルモーント巻き返しへ、立ち回り力が生かせる函館なら見直し必至

函館競馬の日曜メインは、サマー2000シリーズの開幕を告げる伝統の一戦「函館記念」。混戦模様の今年、その中で注目したい1頭が、ゴールドシップ産駒の5歳牡馬・マイネルモーントだ。

前走の金鯱賞では7着と敗れたが、これは力負けではない。得意とされる左回りの2000mであったが、後方の馬群に控えたまま伸びを欠き、重馬場の影響も受けた形。明確な敗因があり、度外視とまでは言わずとも、必要以上に評価を下げるべき内容ではない。

本来の力を証明したのが、今年初戦の中山金杯だ。11秒台のラップが続く厳しい持久力戦の中、後方追走から徐々に位置を上げ、4コーナーでは9番手に進出。直線では中山の急坂を苦にせず、力強く伸びて2着に好走した。展開を読み切った丹内祐次騎手の手綱さばきと、馬の対応力が光った一戦だった。

今回は初の洋芝が舞台となるが、母母父にロベルト系を持つ配合に加え、父ゴールドシップ産駒という血統背景を考えれば、適性への不安は少ない。むしろ力の要る馬場は歓迎材料といえる。ただし、金鯱賞での凡走を踏まえると、重すぎるタフ馬場では持ち味を削がれる恐れもある。その意味では、先週の雨による馬場の荒れ具合が、時計を要する“ちょうど良いコンディション”に落ち着いていれば、この馬には理想的な舞台となる。

展開面でも条件は揃う可能性が高い。函館芝2000mはスパイラルカーブを含む小回りコースで、早仕掛けになることも少なくない。だが、今年の出走予定馬を見れば、極端なハイペースにはなりにくく、スローペースからの末脚勝負になる可能性が高い。中山金杯のように中団で脚を溜め、直線で末脚を発揮する流れになれば、この馬の勝ちパターンにハマる。

約3ヶ月半ぶりの実戦となるが、仕上がりも順調だ。最終追い切りでは、函館ウッドで2頭併せを行い、5F67.0―3F39.3―1F11.9をマークして半馬身先着。目立つ時計ではないが、テンションが上がりすぎるとパフォーマンスを落とすタイプのため、あえて抑えた内容と見るべきだ。実際に追い切りを担当した助手も「スイッチが入りすぎないように調整してきた」と語っており、仕上げの意図は明確だ。

G3では実績的にも上位の存在で、今年の函館記念に傑出馬は不在。展開と馬場がかみ合えば、重賞初制覇のチャンスは十分にある。持ち味の末脚を発揮できる状況であれば、マイネルモーントは勝ち負けに加わってくるだろう。 

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