JRA阪神大賞典(G2)は複勝率100%の1番人気から、相手はスタミナたっぷりのアノ馬で勝負!
1番人気が3着内率100%はさすがに無視できないデータということで、今年も有無を言わさず1番人気から買っていきたいと思っております。
今年の1番人気の最有力候補は、2017年の菊花賞馬のキセキです。菊花賞以来勝ち星を挙げれておりませんが、昨年は大阪杯と宝塚記念で2着に好走し、凱旋門賞の前哨戦のフォワ賞でも3着、前走の有馬記念でも5着に好走するなど安定感は抜群です。今回は出走メンバーで唯一のG1馬ということでここは格上の存在となりますので、データ通り軸にはピッタリの1頭と言って良いでしょう。
問題は相手選びの方ですが、ここで一番重要視したい要素はやはり“スタミナ”で、キセキを除いてスタミナがありそうな馬と考えた時に狙いたいのは、メロディーレーンです。
昨年の菊花賞では12番人気と低評価ながら5着に善戦しており、長距離適性を見出した感があります。牡馬相手のG1で55キロを背負い、4コーナーを15番手でまわってから直線は上がり3ハロン最速の脚で10頭をごぼう抜きするという圧巻のパフォーマンスはまさに“負けて強し”と言える内容だったと言えます。
菊花賞で手綱を握った鞍上の坂井騎手も「素晴らしいスタミナ」とコメントしておりますし、馬体重は僅か340キロと細身ですが、人間のマラソンランナーと同じで細身ゆえにスタミナの消耗が少ないタイプと見られます。今回は斤量も53キロと軽く、唯一の2勝を挙げている阪神が舞台ということで条件は整った感があります。
父はこの阪神大賞典でも2着の実績があるオルフェーヴルで、母は長い距離も走れたメーヴェということで、血統的にもここは適性ベストな条件と言って良いのではないでしょうか。
ということで、今年の阪神大賞典は安定感抜群のキセキを中心視しつつ、相手にはメロディーレーンは抑えておくという予想で挑みたいと思います。