【府中牝馬S2026】1週前追い切りは文句なし、それでも残るセキトバイースト最大の課題を探る
公開: 2026/06/11 17:24

府中牝馬ステークスで連覇を狙うセキトバイーストが10日、府中牝馬Sへ向けた1週前追い切りを消化した。
セキトバイーストは同日、CWコースで併せ馬を消化。一杯に追われながら6F82秒5-ラスト1F11秒4をマークし、3勝クラスのジョイボーイに半馬身先着した。数字だけを見ても十分な内容だが、今回注目したいのは負荷の掛け方である。
前走・新潟大賞典時の1週前追い切りではCWコースで6F83秒5-1F11秒2を記録。しまいの切れ味は見せていたものの、全体時計はやや物足りず、重賞へ向けた調整としては負荷不足にも映った。一方、今回は最終追い切りで全体時計を約1秒短縮しながら、しまいも11秒4でまとめて先着。近走の調整パターンである「1週前はゆったり、最終でしっかり負荷を掛ける形」を踏襲しており、臨戦過程は極めて順調と判断できる。
金鯱賞・11着についてはやはり4カ月の休養明けの影響もあった可能性が高く、今回は放牧を挟んで状態は良化傾向にあるとみる。使ったほうが良いタイプで、今回はしっかり攻められて、前回より仕上がりは良好。実際、昨年も都大路Sから府中牝馬ステークスを連勝しており、暖かい時期に調子を上げる傾向がある点も心強い材料だ。
一方で課題も残る。前走の新潟大賞典は折り合いに苦労しながら好位外を追走し、直線では伸び切れず7着。以前よりコントロールは利くようになってきたものの、気性的な難しさは依然として抱えている。また、追い切りでは常に目立つ動きを見せるタイプだけに、本番でいかに脚を温存できるかが最大のポイントとなる。
今回は2000m戦だった前走から距離短縮となり、昨年勝利した舞台へ戻る一戦。追い切り内容、陣営コメント、過去の季節傾向を総合すると、前走以上のパフォーマンスを期待できる条件は整った。折り合いさえクリアできれば、昨年覇者の巻き返しがあっても何ら不思議ではない。

