【紫苑S予想2025】5番人気以内が鉄則?クラシック実績馬が盤石か

秋のG1戦線を前に中山競馬場では第10回を迎える「紫苑ステークス」が開催。秋華賞トライアルとして定着したこの一戦は、例年オークス組の復活が目立つ舞台であり、夏を休養に充てた馬の逆襲が大きな見どころとなる。
傾向を振り返ると、オークスで人気薄だった馬がここで上位人気に推されれば注意が必要。オークス以外を使っていた組に関しても、勝ち切っていないまでも好走実績が必須となる。条件戦からの臨戦なら勝利経験が求められるが、その際の勝ち馬が同じ路線を歩んでいる場合は、2着からでも通用するケースがある。昨年はオークス組といってもダートの関東オークス9着馬が5番人気で勝利しており、連対候補はほぼ5番人気以内が中心だ。
枠順では外枠が好走傾向だが、内の1~3番ゲートに入った上位人気馬も軽視は禁物。脚質的には先行有利で、3番手までで積極的に運んだ馬が結果を残す年が多い。以上を踏まえて注目したいのは以下の4頭。
まずはリンクスティップ。春のクラシックで上位人気に支持され、桜花賞3着、オークス5着の実績は頭一つ抜けている。休み明けでも地力は最上位だ。賞金的にもここで無様な競馬はできず、勝ち負けを演じるはずだ。
テリオスララは阪神JF・3着以来の実績馬で、前走を叩かれての良化が顕著。無理のない競馬なら好走必至だ。前走のSTV賞は13着と大敗したが、スローペースで囲まれてしまい、持ち味のストライドの良さを発揮することなく終わった。力負けではなく、ここは巻き返しに期待したい。
さらにロートホルンは前走で勝利を挙げた勢いが強みで、春の内容からも能力は十分。確かな先行力は距離短縮でさらに生きてくるはずだ。
ケリフレッドアスクはオープン2戦の内容を高く評価。オークス8着後、前走は自己条件で4着と悪くはない。距離短縮で一変に期待。
春の実績馬と夏の上がり馬が激突する紫苑ステークス。秋華賞の切符を懸けた見逃せない一戦となりそうだ。

