【秋華賞2021】ソダシの不安要素とは?

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今年の秋華賞の最大の注目馬は、白毛のアイドルホース・ソダシだろう。秋初戦の札幌記念を制し、2000mへの適正も示した。オークス・8着の敗因は距離であった可能性もより高まった。

2走前のオークス敗退までは5戦無敗の好成績。大舞台では勝てないと言われた白毛馬のジンクスを打ち破り、同世代相手に無敵を誇ってきた。距離短縮の条件や相手関係からも優勝候補の最有力候補となりそうだ。

やはりここはソダシが揺るがないか?死角なしにも思える同馬だが、強いて不安要素を挙げるなら、“斤量”と“阪神コース”か。

前走の札幌記念を勝てた収穫はたしかに大きいが、52kgの軽量、前が止まらない馬場、ライバルのラヴズオンリーユーは道中で不利を受けるなど、恵まれた部分も多かった。今回は前走から3kg増の55kg。コースは例年の京都ではなく阪神での開催で、今年は開幕週にも関わらずクッション値が意外にも低く、差しも届いており、そこまで高速化している印象はなかった。意外にもタフな馬場なら、ゴールドシップを父に持つユーバーレーベンの方がむしろ向きそうだ。

となれば印象通りに評価するのは危険。実力馬が能力を発揮できずに終わることも多いタフな阪神コースなら、その危険性は大いにあると言って良いだろう。阪神での開催自体は不安要素とは言い難いが、前有利な馬場で無いとすれば、同馬よりも評価を上げたい馬も出てくる。

瞬発力というタイプではなくタフなタイプなので、例年の京都ではなく阪神で行われる事自体は同馬にとってはプラスとなるが、アドバンテージがより生きてくる馬が出てくるなら、期待を裏切る予想も必要かもしれない。