夏競馬の大一番、スーパーG2「札幌記念」がいよいよ幕を開ける。国内外の有力馬が集う注目レースだが、過去10年で1番人気はまさかの0勝という難解さを誇る。今年も波乱含みの展開が予想される中、ギャンブル好きとして知られるお笑いコンビ・霜降り明星の粗品が、この一戦に挑む。

今月はクイーンS、アイビスSDの重賞2レースを的中させており、先週のレパードSでも2・3着馬を拾えず的中こそ逃したが、見事勝ち馬ドンインザムードを本命視していた。その前週のCBC賞でも本命視したジューンブレアが2着、先月末の関屋記念もボンドガールが2着に好走しており、本命視した馬が軒並み連対以上に好走している点は評価したい。

昨年の札幌記念では4着のプログノーシスを本命視したが、惜しくも的中ならず。とはいえ、前年の覇者プログノーシスを臨戦過程から高く評価した点は読み筋として悪くなかった。今年も函館記念組が多く出走するが、粗品が同レースで本命視したのはボーンディスウェイ。前残り展開を予想したものの、実際は後方一気の決着となり、本命馬は8着に沈んだ。札幌記念でも同様の展開を読むなら、この路線からの本命選出も考えられる。

ただし、今回のメンバーに過去の本命馬は少なく、特筆して高評価している馬もいない模様。予想は一層難解だが、逆神ぶりが鳴りを潜めている今なら粗品の見立ては大いに参考になるだろう。果たしてお笑い芸人の直感と分析力は、波乱必至の札幌記念で再び光るのか。