【天皇賞春2023予想】粗品、タイトルホルダーの〝確定演出〟出すか?逆神予想に注目

選んだ本命馬が度々外れることで自身の予想が“呪い”とまで言われるようになったお笑いコンビ、霜降り明星の粗品。

先週は新京都競馬場の開幕を飾ったマイラーズCでガイアフォースを本命視し、同馬の複勝馬券で勝負することを自身のユーチューブチャンネルで発表。結果、ガイアフォース・2着で見事馬券を的中させた。とは言え、4番人気の人気馬で複勝2.3倍と落ち着いた配当となった。レース翌日の月曜日には、税金の支払いが「800万円足りない」という動画を公開しており、複勝的中の結果についても「なんてこたない、何にも世界は変わらない」といつものような喜ぶ姿は見られなかった。

絶望的な金欠状態に陥る粗品が、果たして天皇賞・春を予想するほど精神的にあるいは金銭的に余裕があるのかどうか。今年で第167回を迎える伝統的な一戦で、リニューアルされた新京都競馬場で行われる初のG1ということで、記念すべき一戦となるここは競馬ファンなら買わざるを得ない一戦とも言えよう。ここは彼のギャンブル愛を信じて予想を待つしか無い。

昨年の天皇賞・春の粗品の予想を振り返ってみると、本命馬として挙げたのはマカオンドール。タフな馬場で持久力勝負になると予想し、外枠に入った人気馬のタイトルホルダーはすんなり行けないと踏んで割り引いた。逆神のこの予想を聞いてファンは「タイトルホルダー確定演出!」と歓喜。そして実際、レースはタイトルホルダーが7馬身の圧勝劇を演じた。逆神の力を大いに発揮させた一戦だったことは記憶に新しいだろう。

さて、気になるのが今年の本命馬。昨年のレース結果や各馬の臨戦過程を考えれば、今年も日経賞完勝から駒を進めるタイトルホルダーが連覇を果たしそうな気配だが、粗品は今年も同馬を外してくるのか?注目すべきは阪神コースではなく京都での開催となる点だろう。そして京都は前日から雨が降るという点だ。

昨年同様、タフな馬場を考慮した予想を展開してくる可能性は高く、京都のコース適性も考慮してくるはずだ。重馬場適性と京都コース適性が高い馬を選出してくるなら、不良馬場の日経賞を完勝、タフな昨年の天皇賞・春を勝ったタイトルホルダーは外せないはずだ。他にも、重馬場の阪神大賞典快勝の実績があるディープボンド、稍重以上で3勝を挙げているブレークアップあたりも伏兵的な立場での参戦となりそうなだけに狙い目か。

昨年はタイトルホルダーを外して“確定演出”が入ったが、昨年のミスから学んで今年はタイトルホルダーを本命視してくるようなら、逆に今年は“危険な人気馬”と見なしたほうが良いかもしれない。何れにせよ、金欠状態がMAXな状態の今の粗品が本命視するようなら、警戒しておく必要がありそうだ。