幻の名馬「トキノミノル」がブランド米で復活?

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競走馬を女性に見立てて走らせるというありそうでなかった「ウマ娘 プリティーダービー」が大ヒットしたことによって、これまで競馬に縁もなく、興味もなかった新たなファン層をつかむことになった競馬界ですが、こんなところにも競馬が進出しているのか、と思えるニュースが入りました。

コシヒカリやササニシキなど、カタカナの銘柄が長くヒットしてきた日本の米ですが、同じカタカナでも馬名を冠したお米が発売されています。新ひだか町三石で、競走馬の牧場で出る堆肥を利用して生産した特産米「トキノミノル」が発売されています。

北海道産米として人気の品種である「ななつぼし」から基準をクリアしたものだけを精米して販売しているブランド米で、三石産の顕彰馬であるトキノミノルの名を冠しています。パッケージデザインも競馬ファンにはおなじみのおがわじゅりさんが担当しており、JAみついし店舗「Aマート」やインターネットで購入ができます。

トキノミノルといえば、10戦10勝で皐月賞、日本ダービーを制したものの、ダービー制覇後に破傷風で亡くなっており、幻の馬とも呼ばれた名馬です。

特産米の「トキノミノル」は、お米の品質の良さもありますが、贈答用としての人気が高いお米となっているようです。競馬ファンの間でまだそこまで知られている銘柄ではないのかもしれませんが、缶ビールなどではよくみかける競馬とのコラボの、新たな可能性の1つとして楽しめるのではないでしょうか。