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【JRA東海ステークス2025予想】勢い止まらぬビダーヤ、ダート短距離界に新星現る

2025/07/23 10:38
中央競馬
【JRA東海ステークス2025予想】勢い止まらぬビダーヤ、ダート短距離界に新星現る

今年から開催条件が大きく変わる東海ステークス。舞台は真夏の中京、ダート1400メートル。例年の冬開催・ダート1800メートル戦から距離も時期もガラリと変わり、短距離ダート界のスピード自慢たちが顔を揃える一戦となった。

注目は、昨年のプロキオンS覇者ヤマニンウルスや、シリウスS・2着の実績を持つオメガギネスといったダート重賞常連組。いずれもハイレベルな実績馬で、展開ひとつで勝ち負けに加わってくる存在だが、今年の東海Sで最も注目すべきは、破竹の勢いで勝ち上がってきたビダーヤだ。

芝で伸び悩んでいたが、ダートに転じて一変。1勝クラスからオープン特別まで一気に4連勝を果たし、いま最も勢いのある上昇馬といえる。とりわけ前走の欅ステークスでは、先団やや後方で折り合い、直線では馬場の真ん中から鋭く抜け出す完璧な内容。2着インユアパレスの追撃を余力を持って退け、着差以上に強さを感じさせる勝利だった。

ダートではまだ底を見せておらず、馬体の成長、走りの安定感、レースぶりの幅すべてにおいて充実期に入った印象だ。スタートセンスがよく、スムーズに好位を取れる器用さがあり、展開の影響を受けにくい点も強み。テンに速い馬が揃ったここでも自分の形で運べる可能性が高く、末脚勝負にも対応できる万能型だ。

距離はベストの1400メートル。中京も勝ち鞍があり不安なし。中間の調整も順調で、陣営も手応えを感じている。さらには、管理するのは世界の矢作芳人厩舎。ドバイで世界を沸かせたフォーエバーヤングと同じ厩舎、そしてリアルスティール産駒という背景も後押しする。

今の充実ぶりと勢い、展開への対応力を考えれば、重賞初勝利は目前に迫っている。これまでの勝ちっぷりから見ても、すでにオープンクラスで頭角を現しており、ここを突破すれば一気に重賞路線の主役へと駆け上がる可能性は高い。

新たな条件で生まれ変わった東海ステークス。その新章の幕開けを飾るのは、成長著しい4歳馬ビダーヤとなるだろう。 

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