【巴賞2025予想】上位人気馬が堅実な一戦、信頼のデータが後押し!

今週日曜、函館競馬のメインに組まれているのは、芝1800mで行われる3歳以上オープンの別定戦「巴賞」。今年は15頭立てでの開催が予定されており、例年通りのフルメンバーでの激戦が期待される。
過去5年の傾向を振り返ると、1番人気・2番人気の馬が計4勝・7連対と好成績を残しており、波乱よりも堅実な決着が目立つ。基本的には人気馬を中心に馬券を組み立てるのがセオリーと言える。
注目は、ルーラーシップ産駒の5歳牡馬コントラポスト。ダービー卿チャレンジトロフィー2着、エプソムカップ5着と重賞戦線でも安定した走りを見せており、地力では一歩リードした存在だ。3勝クラスを突破した際に手綱を取った横山和生騎手とのコンビで挑む予定となっており、久々の再タッグにも注目が集まる。洋芝は今回が初めてだが、血統的にも芝適性は高く、十分に対応可能だろう。
所属別のデータでも、過去5年で美浦所属の関東馬が5勝を挙げており、関東馬の好相性は明白。美浦の木村厩舎に所属するコントラポストにとっては、追い風といえる。
一方、ディープインパクト産駒の6歳牡馬ケイアイセナも上位人気が想定されるが、栗東・平田厩舎の管理馬という点ではややデータ的に不利。函館は遠征競馬になることもあり、関西馬にとっては環境的なマイナス材料がつきまとう。
また、スクリーンヒーロー産駒の7歳セン馬ウインシュクランも出走を予定。小倉日経賞でオープン3着の実績があり、今回は休み明け3戦目で上積みも見込めるが、近走成績を踏まえると過信は禁物。あくまで相手候補の一頭と見るのが妥当だ。
性別別のデータでは牡馬が過去5年で4勝、牝馬は1勝と牡馬優勢の傾向が続いており、今年も牡馬中心での構成となる。
巴賞は例年通り、実績馬が結果を出すレース。波乱の可能性は低く、軸馬の選定がそのまま的中の鍵を握る一戦となる。重賞好走歴のあるコントラポストを中心に、信頼度の高いレース展開が予想される。

