【札幌記念2025予想】夏は格より調子!レコードVで勢い付いたヴェローチェエラに注目

日曜の札幌メインは芝2000メートルで行われるG2・札幌記念。サマー2000シリーズの一戦で、今年はフルゲート16頭での熱戦が予定されている。
昨年ノースブリッジでこのレースを制した奥村武厩舎と岩田康誠騎手が、連覇を狙って送り出すのがホウオウビスケッツ(マインドユアビスケッツ産駒・5歳牡馬)。今年は中山金杯9着から始動し、金鯱賞2着、大阪杯5着と芝2000メートルを中心に安定した戦績を残している。昨年は秋の天皇賞でも3着に粘った実力馬で、札幌芝は初参戦ながら函館芝では2戦2勝と洋芝適性は十分。懸念材料は中山金杯9着のように休み明け初戦で成績を落とす傾向がある点に限られる。
4歳牝馬ステレンボッシュ(エピファネイア産駒)は、昨年の桜花賞馬で香港ヴァーズ3着の実績を誇る実力派。本来なら牡馬相手でも勝ち負け必至だが、今年は大阪杯13着、ヴィクトリアマイル8着と不振が続いている。今回は池添騎手がテン乗りで挑む一戦となり、その手腕が試される。
前走の函館記念を制したヴェローチェエラ(リアルスティール産駒)は、キャリア実績ではホウオウビスケッツやステレンボッシュに劣るが、レコード勝ちの勢いが光る。鞍上の佐々木騎手も先日のCBC賞を制しており、「夏は格より調子」の格言通りなら、シリーズ王者争いを制する可能性を秘めた一頭だ。

