日曜の中京7レースは芝1600メートルで行われるサマーマイルシリーズG3・中京記念が組まれている。今年はフルゲート割れの12頭立てで行われる見込みだ。

しらさぎステークスを制し、初代チャンピオンとなったキープカルム（ロードカナロア産駒・4歳牡馬）は、前走でチェルヴィニアを抑えて勝利し勢いに乗る。今回は前走の坂井騎手から松山騎手への乗り替わりで臨む。中京芝は初参戦で、左回りでは未勝利という不安材料はあるが、実力的には依然有力視できる存在だ。

昨年のマイルチャンピオンシップ2着馬エルトンバローズ（ディープブリランテ産駒・5歳牡馬）は、長期休養明けとなる今回が復帰戦。中京芝はこれまで1戦して着外と相性面で強調材料はないが、川田騎手に乗り替わり、秋の大舞台に向けた始動戦となる。実績から人気は集めるだろうが、休み明け初戦である点は慎重な評価が必要だ。

穴候補として注目したいのがコレペティトール（ジャスタウェイ産駒・5歳セン馬）。前走しらさぎステークスでは人気薄ながら3着に追い込み、中京芝は2戦1勝と舞台適性を示している。今回も井上騎手とのコンビ継続で、再び波乱を演出する可能性を秘めている。