【クイーンエリザベス2世カップ予想2017】ネオリアリズム、日本勢のリベンジの立役者となるか?
30日(日)に香港のシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世カップ(以下QE2世C)のテレビ中継の概要が発表された。テレビ放送はグリーンチャンネルで30日の17:00~18:15に放送予定となっており、ラジオ放送はラジオNIKKEI第一で同日17:00~18:00予定となっている。
今月30日は国内では京都競馬場で天皇賞春が開催される。昼過ぎに天皇賞春、夕方はクイーンエリザベス2世カップという具合に上手く時間が被らずにすんだ。昨年12月に開催された香港国際競走の時は時間がちょうど国内の阪神JFと被っていたため、週末に購入できるレースが集中して予想の方も大忙しで、1つ1つのレースをしっかりと予想できない状態に陥ってしまった。
今回のQE2世Cはフルゲート14頭のところ出走予定は現在8頭となっており、日本からはネオリアリズムが出走する予定となっている。すでにネオリアリズムは23日に現地へ到着しており、現地で調整が進められている。
香港は昨年の香港国際競走で香港マイルに出走し、R.ムーア騎手とのコンビで9着に敗れている。今回は2度目の香港遠征ということで調教助手も「2回目の香港なので、前回よりも落ち着いてここまで来られました。順調です」と好調をアピールしており、今のところは順調に調整は進んでいる模様。今回はJ.モレイラ騎手とのコンビで挑む予定となっている。昨年はラブリーデイに騎乗し4着だったモレイラ。今年も日本馬で参戦だ。
気になる海外勢との力関係は?
さて、気になる相手関係だが、メンバーの中で一番気になっているのが香港で中距離路線の古馬では最強クラスのワーザーだ。昨年のQE2世Cの2着馬で、4月12日時点での国際レーティングは124と、117のネオリアリズムやワーザーに次いでレーティングが高い119のシークレットウェポンにも大きく差を付けるほど評価が高い馬だ。
他にも、昨年のQE2世Cでラブリーデイのクビ差で3着に先着したブレイジングスピードや、ラブリーデイのクビ差で5着に入着したデザインズオンロームなども今年も参戦する。昨年は日本からラブリーデイを筆頭にヌーヴォレコルト、サトノクラウンといった精鋭たちが挑み、楽勝ムードすら漂っていたが終わってみれば全頭着外の惨敗だった。今年は日本馬はネオリアリズムの一頭のみと寂しいが、昨年の日本勢の雪辱を果たすためにも勝ち星をあげて帰ってきてほしいところだ。
とは言ったものの、現実問題ライバルたちのレベルを見ればそれは容易でないことは明らか。せめて馬券圏内には健闘してもらいたいというのが現実的なラインだろう。おそらく国内のオッズではネオリアリズムは人気となるだろうから、あえて外国馬を狙ってみるのも面白いと思う。ネオリアリズムは馬券に組み込むのは当然として、個人的にはワーザーを中心とした馬券で勝負したいと思っている。