個人的には、大好きな中山大障害。ファンファーレもかっこいいし、レースも迫力とドキドキ感がたまらない中山大障害。しかし、いまいち盛り上がりに欠けているのは非常に残念でなりません。まあ障害といえばGⅠしか買わないようなファンがわからないのもしょうがないですが、せっかく日本の障害馬チャンピオンを決めるレースなのですから、もう少し盛り上げて欲しいものです。
さて、今年の中山大障害。春に中山GJを制したアップトゥデイトと障害5戦5勝のサナシオンの2強対決ムードです。アップトゥデイトも障害7戦4勝2回2着とほぼ完ぺきな成績なだけにこの2強の力加減はワンランク違うでしょうが、大障害は、これまでにも実績上位の馬が実力を見せて快勝するばかりではなく、少しのジャンプミスなどで大敗してしまうケースも多々ありました。今年もそういうことがないとも限りません。
そこで、今年の中山大障害で狙いたいのがオジュウチョウサンなのです。この馬、ステイゴールド産駒ということで、有馬記念の主役の馬と同じ父を持つわけですが遂に障害界でもスーパーホースを誕生させつつあるのかもしれません。
オジュウチョウサンは、これまで障害を9戦して3勝とオープンとしては平凡な成績ではありますが、前々走から騎乗した石神騎手との相性がいいのか、それまでのレースっぷりとは一変しているのです。スタートで出遅れることがあるのですが、大敗してもいい位置取りから4着に押し上げてきています。障害界は、やはり逃げ馬先行馬が優勢な中、これだけしっかりと押し上げられるという事は、かなりスタミナがあるからでしょう。それならば、スタミナがより要求される中山大障害の方がこれまでのレース以上に実力を発揮する可能性も大きいのです。
恐らくオジュウチョウサンはそんなに人気も出ないでしょう。しかし、ステイゴールド産の大物であるなら、今回こそが狙い目でしょう!