【有馬記念予想2015】"穴党"歓喜!内枠引いたヒットザターゲット
いまや日本の年末の風物詩ともいえる大レースとなった競馬の「有馬記念」が今年で60回目の節目を迎える。普段は馬券を購入しない人も有馬記念だけは買うといった人も多いだろう。競馬に詳しい人にオススメの馬なんかを聞いてみたい!という人もいるかもしれないが、日頃から趣味として競馬をたしなんでいる競馬ファンからしても今年の有馬記念は頭を捻らせるほど難解である…。
ゲート入りをゴネたりゲート内で暴れたりして世間を賑わせたゴールドシップはただでさえ馬券予想が難しいが、引退レースということもあって余計に予想を難しくさせている。さらに38.7%という高い連対率(レース結果で1着か2着に入った確率)を誇る菊花賞組のキタサンブラックやリアファルも上位争いに加わりそうだ。キタサンブラックの馬主であるサブちゃんこと北島三郎氏は愛馬が優勝すればフルコーラスで「まつり」を歌うと鼻息を荒くしている。どの馬が来ても面白い結果になりそうなだけに予想は難解を極める。
混戦必至も"穴党"に強い味方が…!
ゴールドシップやキタサンブラックといった人気上位も非常に面白い存在なのだが、今年は穴党にとって買わざるを得ない!と思わせる面白い馬も存在する。競馬における「穴党」とは、「本命党」の逆で人気サイドの馬を選ばずとことんオッズがつきそうな馬を選ぶ人たちのことを言うのだが、そんな穴党にとって強い見方が現れた。それが小牧太騎手が手綱を握るヒットザターゲット(牡7)である。
ヒットザターゲットは7歳と高齢馬で、有馬記念も今年が初出走となかなか買いづらい一頭ではあるが、最近急に調子を上げてきているのだ。一般的に7歳くらいの高齢馬になると、調子が下がることはあっても上がることはあまりない。そんな中、今年の5月に行われた目黒記念(G2)では直線で前の2頭の狭いスペースを割って出てきて優勝し、7歳馬とは思えぬ強気の競馬を見せて一変した。その後8月に行われた札幌記念(G3)でも直線を後方から一気に先頭まで差を縮めて一瞬の差し脚で2着に健闘した。勝ち星は上げれずとも強い2着であった。前走のジャパンカップでは外枠に泣かされ直線でも見せ場を作れず7着に敗れたが、消化不良の内容だったことで有馬記念では余力を持って挑めるのではないだろうか。
さらに、1枠2番の絶好枠を引き当てたということも大きなポイントだ。好走した2戦とも内目の枠からの競馬であったこともあり、この馬を追っているファンは密かに期待感を高めているのではないだろうか。前走の順位からも人気がそこまでつかなそうなので、まさに穴党にとっては魅力的な一頭である。内枠を引いたことで逆に穴を狙う人が増えて穴人気しそうな気配もあるが…それでも来れば配当妙味はある。年末最後に一山当てて、最高にハッピーな年越しを過ごしたい!という人はヒットザターゲットを馬券に組み込んでみてはいかがだろうか?