新潟競馬の日曜メインは、サマーマイルシリーズの第3戦「関屋記念」が開催。平坦の直線で繰り広げられる追い比べが見どころの夏のマイル戦で、新潟ならではの進路取りなどこのレースでしか味わえない魅力があります。
今年も短距離から中距離路線と幅広い路線から有力馬が参戦してきており、どの馬からも買いたくなります。そんな中でもとくに有力視したいのは、エイシンフラッシュ産駒の5歳牡馬のオニャンコポンです。
2歳時には新馬戦、1勝クラスを連勝し、ホープフルステークスは11着と敗れるも、翌年3歳時には京成杯も見事勝利。クラシック路線では結果は出ず、古馬となってからも9戦して0勝と近年はやや不振気味です。前走の函館記念は久々の重賞戦で13着と大敗しており、能力的にもここは通用しなそうな気配です。
ただ、今回は相性の良い菅原明良騎手とコンビが復活。全3勝を菅原騎手で挙げており、2・3歳時の主戦騎手を務めた相性の良いコンビです。
さらにはとくの左回りと条件は好転。今年5月のメイSでは番手追走から2着、中京で開催された昨年の京都金杯では差のない6着と左回りではパフォーマンスが上がっています。2走前の巴賞では差し脚で4着と好走するも、前走は函館記念で前残りの競馬の中、先行して13着と大敗。いずれも結果は出ませんでしたが、前からも控えても競馬ができるのは強みで、菅原騎手が上手く脚質の幅の広さを使ってエスコートしてくれれば見せ場を作ってくれそうです。
近走の結果と実績を考えればおそらくここでも人気はそこまで。伏兵的な立場での参戦となる可能性は高く、妙味もたっぷり。菅原騎手で左回り、枠も無理せずポジション取れる外目の8枠16番と良い位置を引けており、条件は悪くありません。一発も十分にあり得ると見て、有力視したいと思います。