【富士ステークス2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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マイルCSのステップレース「富士S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

セリフォス(牡3、中内田充厩舎)

10/19(水)栗東・坂路(良)4F53.1-3F38.4-2F24.6-1F11.8(馬なり)

藤岡佑介騎手を背に栗東坂路で単走。しまいの反応を確かめる程度の追い切りで、促されるとしっかり動いてラスト1Fは11秒8の好時計をマークしました。1週前は藤岡騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、最後方追走からしまい重点に追われる内容。直線強めに追われると、力強く反応して一杯に追われた2頭をゴール前で一気に交わし、ラスト1Fは11秒1の猛時計をマークしました。攻め動くタイプの馬なので毎度よく動いて速い時計を出してきますが、同じく長い間隔をあけて臨んだNHKマイルCの時よりも動けている印象で、休み明けでも十分に力を出せる状態に仕上がっていると見ます。

タイムトゥヘヴン(牡4、戸田博文厩舎)

10/19(水)美浦・南W(やや重)6F86.5-5F69.9-4F53.6-3F39.0-1F12.4(馬なり)

美浦の南Wで単走。外目を馬なりのまま駆け抜け、ラスト1Fは12秒4をマークしゴール。1週前に速い時計を出しているので、最終はサラッと流す程度の追い切りでした。その1週前は南Wで2頭併せを行い、馬なりながらしっかりした加速ラップで2馬身追走した相手を直線で交わして1馬身先着し、6F82.4-1F11.9の好時計をマーク。5F65秒6は自己ベストと同等の時計で、道中の行きっぷりの良さが目立ちました。中間は併せ馬で丹念に乗り込まれており、1週前で速い時計をマーク。追い切り自体は前走の方が良く見えますが、前走は叩かれてきてのもの。休み明けからこの動きと時計なら、この馬なりに好状態に仕上がっていると見ます。

エアロロノア(牡5、笹田和秀厩舎)

10/19(水)栗東・坂路(良)4F53.4-3F39.2-2F25.2-1F12.3(馬なり)

栗東坂路で2頭併せ。僚馬アトミカを追走し、ラスト2Fあたりで騎手の合図にするどく反応すると、内へ出して並びかけ、ラスト1Fは一杯に追われて12秒3の好時計をマークして1馬身先着しました。しまいの反応と動きを確認するだけの内容でしたが、軽い仕掛けに鋭く反応して動き、促された際も一気に力強いフットワークで交わし去ってと、レース本番をイメージした好内容の追い切りを消化できた印象をうけます。1週前には坂路で自己ベストタイとなる51秒0の好時計をマークしており、攻めた時計も出しています。賞金加算は必須の立場ということもあり、高い本気度を持って仕上げてきたと感じさせる追い切りでした。