【福島記念2025予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

福島の伝統の一戦「農林水産省賞典福島記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ニシノティアモ(牝4、上原佑紀厩舎)
11/19(水)美浦・W(良)5F69.7-4F53.8-3F38.2-1F12.0(馬なり)
美浦のWコースで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬ローズプリンセスを2馬身追走し、ゆったりと控えて折り合いに専念。直線も馬なりのまま内に進路を取ると、ラスト1Fは余力十分に12秒0の脚で伸びて併入しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、強めに追われて6F81.5-1F11.2をマークして半馬身遅れてゴール。ラスト1Fは11秒2と鋭い脚を使えており、時計も前走以上。輸送を考慮して最終追いは軽めですが、1週前でしっかりと負荷はかけられており、仕上がりは万全の印象です。休み明けの前走も好調を印象付けていましたが、圧勝して良い弾みを付け、順調に良化してきたと見て良いでしょう。
リカンカブール(セ6、田中克典厩舎)
11/19(水)栗東・坂路(良)4F54.9-3F39.6-2F25.6-1F12.4(一杯)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、ラチ沿いへスムーズに移動しつつ一杯に追われ、ラスト1Fは12秒4の脚で伸びてゴールしました。1週前はCWコースで3頭併せを行い、7F97.5-1F11.7をマークして1頭と併入、もう1頭に先着してゴールしました。デリケートな部分があるタイプの馬ですが、3頭併せでプレッシャーをかけられた中でも力を出し切る追い切りを消化できたのは好感が持てます。去勢手術明け3戦目で、そろそろ馬体も戻す頃。ここは高いパフォーマンスに期待です。
アラタ(牡8、和田勇介厩舎)
11/19(水)美浦・W(良)6F83.2-5F66.3-4F51.7-3F37.5-1F11.7(強め)
美浦のWコースで単走。ゆったりと入ってしまい重点に追われ、直線で気合をつけられるとラスト1Fは11秒7をマークしてゴール。1週前もWコースを単走で追われ、一杯に追われて6F80.6-1F12.2をマークしてゴールしました。切れるタイプではなくジワジワと伸びていくタイプで、今回もしまい強めに追われるかたちで当週はじわりと伸びて11秒台をマーク。3ヶ月の休み明けとなりますが、先月中旬ごろから再開し、Wコース主体の追い切りを22本消化としっかり乗り込まれてきました。右回りの平たんコースは相性も良く、好状態で臨めるここは勝ち負けの期待十分です。

