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【福島記念2025予想】クリスマスパレードは戸崎圭太騎手との新コンビで反撃へ、小回り福島は好相性

2025/11/19 16:37
【福島記念2025予想】クリスマスパレードは戸崎圭太騎手との新コンビで反撃へ、小回り福島は好相性

福島競馬の土曜メインは、秋の福島で唯一の重賞となる「福島記念」が開催。今年の大阪杯・4着エコロヴァルツ、自己条件3連勝中のニシノティアモなど実力馬が揃う中で、前走クイーンS・9着から反撃を期すクリスマスパレードに注目が集まる。

前走のクイーンSで9着に敗れたが、その内容には度外視できる要素が多い。別定戦で57kg(牡馬換算59kg)の酷量を背負い、イン有利馬場での大外枠スタート。さらにゲートでくしゃみをした瞬間に扉が開く不運も重なり、横山武史騎手は「このゲートではやりようがありませんでした。57kgも厳しかったです」と振り返っている。完全なチグハグ競馬であり、能力を全く出し切れなかった。

2走前のヴィクトリアマイルでも9着に敗れたが、こちらもスタートの出遅れが響いた。先行して持ち味を生かすタイプが、後方からの競馬を余儀なくされては厳しい。それでも直線では伸びにくいインを突いて勝ち馬と0秒4差に踏みとどまり、石川騎手は「最後に脚を使ってくれました。1600mは悪くなかったです」と評価している。耐久力に優れたタイプで、立ち回り力を生かす形になれば上位争いは可能と見ていい。

今回の舞台・福島芝2000mは、小回りでアップダウンが激しく、スタミナと器用さが求められるコース形態だ。内枠の利、立ち回り力が結果に直結しやすく、先行勢の粘り込みや中団からの“器用な差し”が決まりやすい。昨年も立ち回り差し競馬での決着となっており、“中山専用機”とも称されるクリスマスパレードにとっては、福島へのコース替わりはプラス材料と見るべきだ。

今回は戸崎圭太騎手との初コンビで挑む。これまで手綱を取った石川裕紀人騎手、横山武史騎手との相性は決して良いとは言えなかっただけに、安定感あるリーディングジョッキーへの乗り替わりはプラスに働く可能性が高い。前走から1kg減の56kgで臨める点も好材料だ。

タフな展開になればなるほど浮上するタイプだけに、舞台適性と斤量面の追い風が揃う今回の福島記念は、巻き返しの絶好機と言える。復活の走りに期待が高まる一戦だ。 

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