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小倉牝馬S制したフェアエールングが引退、ビッグレッドグループで繁殖入りへ

2025/11/19 17:12
小倉牝馬S制したフェアエールングが引退、ビッグレッドグループで繁殖入りへ

今年の小倉牝馬S・G3を制したフェアエールング(牝5、和田正一郎厩舎)が現役を引退することが分かった。11月19日、ラフィアンターフマンクラブが公式サイトで発表した。今後はビッグレッドグループで繁殖牝馬として新たなキャリアをスタートする。

フェアエールングは2022年7月の新馬戦を勝利で飾り、昨年7月にオープン入り。今年は牝馬限定重賞戦線で存在感を示し、小倉牝馬Sではシンティレーションと1着同着で同レース初代女王の座に輝いた。その後も福島牝馬S・2着、クイーンS・3着と安定した走りを続け、牝馬重賞の中心的存在となった。16日のエリザベス女王杯(9着)がラストランとなり、通算成績は21戦5勝。

管理する和田正一郎調教師は「エリザベス女王杯は消化不良の競馬でしたが、まだ余力のあるうちに繁殖入りさせたかったです。ビッグレッドさんの貴重な血統で重賞ウィナーということで、いい子を出してくれればと期待しています。元気な状態で牧場に帰せることは嬉しい反面、寂しさもありますが、これだけ頑張ってくれてありがたかったです」と労いの言葉を述べた。

フェアエールングは父ゴールドシップ、母マイネポリーヌ(母父スペシャルウィーク)の良血馬で、その芦毛の馬体も人気の一因だった。昨年の福島記念以降は着外なしの安定感を見せ続け、牝馬戦線を支えた1頭でもある。

今後は繁殖牝馬として、重賞ウィナーの血を次世代へとつなぐ役割を担う。競走馬としての輝きを見せた同馬が、母としてどのような産駒を送り出すか、ファンの期待は大きい。 

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