競馬ヘッドラインロゴアイコン

【ローズS予想2025】チェルビアットは危険な人気馬?最大の懸念は「距離不安」

2025/09/12 16:46
【ローズS予想2025】チェルビアットは危険な人気馬?最大の懸念は「距離不安」

ローズステークスに挑むチェルビアットは、NHKマイルC・3着という確かな実績を引っ提げての参戦となる。3歳春は桜花賞・6着に終わったものの、4コーナーで立ち上がるほどの大きな不利を受けながらも、外伸びの展開を味方につけて6着まで差し込んだ内容は見どころ十分だった。

続くNHKマイルCでは、後方待機から馬群の中でじっくり脚をため、直線で鋭い末脚を発動。ラスト1ハロンでの加速は圧巻で、勝ち馬とタイム差なしの3着に食い込んだ。M.ディー騎手の的確な判断と馬自身のギアチェンジ能力の高さを証明するレースだったと断言できる。

今回はその好走を支えたM.ディー騎手から乗り替わりが決まっており、この点は不安材料となる。名手の手綱さばきが光った前走だけに、乗り替わりによる細かなコントロールの違いが結果に影響する可能性は否定できない。

さらに、今回が初挑戦となる1800mという距離も鍵だ。これまでマイル戦で切れ味を武器に戦ってきたチェルビアットにとって、スタミナ面の裏付けが不足すれば、スローからの瞬発力勝負に持ち込めず不完全燃焼に終わる恐れがある。折り合いを欠く展開になればなおさらだ。

それでも、阪神芝1800mという舞台は決して悲観する材料ばかりではない。コース形態の特性から、マイル寄りの流れになりやすく、速い上がりを持つ差し馬には向く条件だ。チェルビアットはこれまで外を回す競馬が中心だったが、NHKマイルCでは馬群に潜り込み脚をためる我慢の走りを覚えた。ロングスパート適性にも優れ、展開さえはまれば鋭い決め手を再び発揮する可能性は十分にある。

桜花賞での不利を克服して6着、続くNHKマイルCで勝ち馬とタイム差なしの3着という戦績は、偶然ではなく確かな成長の証。人気を集める存在だけに、距離延長と鞍上交代という課題を抱える今回は絶対視は禁物だが、展開が向けば大仕事を成し遂げるポテンシャルを秘めている。

ローズステークスは秋華賞へ向けた重要な前哨戦。チェルビアットが持ち前の切れ味で再び上位を脅かす場面が訪れても、何ら不思議ではないだろう。 

【セントライト記念2025予想】王道決着ムードでも波乱の芽はあるか?
新LINEを必ずご確認ください

[SP]アルゼンチン杯の3連単を無料公開

最新のレース情報を配信。3連単の予想を無料でお手伝い。