【セントウルステークス】G1馬ドルチェモア、池添謙一騎手とのコンビ&距離短縮で復活なるか?

今週からは阪神競馬が開催。日曜メインはサマースプリント最終戦、そしてスプリンターズSの前哨戦である「セントウルS」が開催。今年は既にジャスパークローネのサマースプリント王者がほぼ決まっており、スプリンターズステークスのステップレースとしての要素が強まっているようです。

今年はG1馬はピクシーナイトとドルチェモアの2頭。前走の勝馬はモリノドリーム1頭のみとなっており、多くの馬が3着以下に終わっているというメンバー構成で、少々小粒な印象も受けます。前走で勝馬との着差が1秒以内の馬が11頭もおり、力の均衡が取れた競走が予想されます。過去10年で1番人気は連対率100%と安定して好走していますが、混戦模様の今年は傾向通りとなるかどうか。

伏兵台頭のチャンス十分ということで狙ってみたいのが、G1馬の3歳馬ドルチェモアです。2歳に朝日杯FSを制しG1馬となったものの、3歳になってからのレースでは大敗が続いており、人気も落ちてきています。

これまでキャリア6戦中5戦がマイル戦で、スプリント路線への挑戦で復活のキッカケを作りたいところ。阪神コースはG1を勝った舞台でもあり、距離は変われど相性は良い舞台。輸送のないレースというところも好感が持てる点です。タフな馬場にも対応できる馬で、週中の雨の影響が多少あっても問題はないでしょう。

前走の安田記念は最下位の18着と惨敗。向正面での折り合いも怪しく、4コーナーあたりでは口を割っているところも見られました。ルーラーシップ産駒特有の気性難がついに出てきたようにも捉えられる走りでしたが、今回鞍上はクセ馬に強い池添謙一騎手ということで、気性問題への解消にもつながる可能性はありそうです。

早熟説も囁かれ始めているドルチェモア。距離短縮と池添騎手とのコンビが気持ちを入れる手助けになってくれれば復活も期待できそうです。