【日経新春杯2026予想】ゲルチュタール、ハンデ56kgは追い風
公開: 2026/01/14 14:11

年明け最初の古馬G2として行われる日経新春杯は、今後の中長距離路線を占う重要な一戦。2025年の覇者ロードデルレイは次走の大阪杯で2着に好走し、2024年の勝ち馬ブローザホーンは同年の宝塚記念を制覇。単なる始動戦にとどまらず、大舞台へ直結するレースであることは過去の実績が示している。
今年の出走予定馬の中で、最も注目すべき存在が昨秋の菊花賞で4着と健闘したゲルチュタールだ。前走の菊花賞では、それまでの先行策から一転して控える競馬を選択。直前の新潟3勝クラスが長い叩き合いとなる消耗戦だったことを踏まえ、前で運ぶ選択を避けた判断は的確だった。当日は明確な外差し馬場で、坂井瑠星騎手の状況判断が光った一戦でもある。
レースでは2周目3コーナー過ぎにエネルジコが外から進出し、その後はエリキングにも進路を遮られる厳しい展開。それでも内に閉じ込められないよう外に張りながら立ち回り、直線ではしぶとく脚を伸ばした。上がり3ハロンは全体3位タイと優秀で、最後まで伸び切れなかったものの、差す形で一線級に迫った内容は高く評価できる。坂井騎手も「初めての一線級相手で動き切れなかったが、差のない競馬はしてくれた」と振り返り、確かな手応えを口にした。
重賞未勝利のためハンデは56キロにとどまり、条件面は好都合。本来は先行も差しも自在にこなせる器用さがあり、展開への対応力も魅力だ。京都2400mはスピードの持続力が問われる舞台で、スムーズな位置取りができれば一気の差し切りも十分に可能となるはずだ。
8日の栗東CWではラスト1ハロン10秒9を記録し、仕上がりも万全だ。ここで重賞を勝ち、さらなる飛躍につなげられるかに注目だ。

