【アルゼンチン共和国杯2025予想】スティンガーグラス✕C.ルメール騎手、絶好条件揃った

前走の札幌日経賞を快勝し、勢いに乗ってアルゼンチン共和国杯に挑むのがスティンガーグラス(牡4、木村哲也厩舎)だ。スタートで1馬身ほど出遅れながらも中団から外をスムーズに進出し、最後は力強く抜け出して完勝。道悪で上がりが速すぎなかった点や、少頭数でスムーズに運べた展開がこの馬に合っていた。
2走前の目黒記念では2番人気に推されながら11着と大敗。勝負どころで進路を取れず、スローのイン有利馬場も逆風となった。ルメール騎手は「勝ち馬の後ろで運べましたが、全く伸びなかった」と振り返ったが、前走で見事に立て直しており、まだ見限るには早い。
2400~2600mでは【4-0-0-1】と得意条件。重賞では6、5、11着と壁に跳ね返されてきたが、心身ともに充実してきた今なら通用して不思議はない。斤量面でも恵まれており、好調のルメール騎手が再び手綱を取る今回は、重賞初制覇の絶好機といえる。
血統面でも魅力十分。母ライフフォーセールはアルゼンチンのダートG1・2勝馬で、半姉にG1阪神JFを制したダノンファンタジーを持つ良血。父キズナとの配合はスタミナと機動力を兼備しており、長距離戦で真価を発揮するタイプだ。
全5勝中4勝を2400m以上で挙げており、スタミナ勝負への適性は明白。木村厩舎は本レースを得意としており、オーソリティで2連覇を果たした実績を持つ。さらにルメール騎手も過去10年で【2-0-1-2】と好成績。舞台適性、鞍上、状態、すべてが噛み合った今回は、スティンガーグラスにとって待望の勲章を手にするチャンスだ。

