【霜月S予想2025】素質馬ウェイワードアクトが重賞戦線へ視界良好

今週日曜、東京競馬場のメインレースに組まれているのは、ダート1400mで行われる3歳以上オープンの別定戦「霜月ステークス」だ。今年はフルゲート16頭での開催が予定されており、来年のフェブラリーステークスを見据える実力馬が揃った注目の一戦となる。
中心視されるのは、美浦・田中博康厩舎のウェイワードアクトだ。ゴドルフィン所有という背景も含め、同厩舎で活躍したレモンポップと重なる期待感が漂う。3勝クラスの錦秋ステークスを勝ち上がった後はオープン戦で連対を外しておらず、その安定感はメンバー中でも随一だ。前走アハルテケステークスでは1番人気に応えて逃げ切り勝ち。今回も引き続き戸崎圭太騎手が騎乗予定で、ここで本賞金を加算し、来年はG1戦線へ歩を進めたい。
対抗視されるのは、栗東・吉岡厩舎のコンクイスタだ。前走の東海ステークスでは相手関係が強く6着に敗れたが、天保山ステークス勝ちを含め、ダート1400m戦で能力を発揮してきた。今回は佐々木大輔騎手との新コンビで挑む予定で、東京ダートでは5戦して3着以内パーフェクトという好相性を誇る。ウェイワードアクトと並び立つ実力馬として侮れない。
伏兵候補には、前走神無月ステークスで13番人気から3着に追い込んだタイセイブレイズを挙げたい。栗東・牧浦厩舎所属の6歳馬で、東京ダートは勝ち星こそないものの4戦して2着1回、3着1回と舞台適性は十分。前走ほどの人気薄ではないことが予想されるが、再度の好走も期待できる存在と言える。
秋のダート短距離戦線を占う一戦となる霜月ステークス。ここで存在感を示した馬が、来年のフェブラリーステークスで主役を張る可能性も十分だ。注目の一戦は日曜東京で幕を開ける。

