【鳴尾記念2023予想】絶好の狙い目は前走展開に負けた〝あの馬〟だ!
今週から開幕する阪神競馬場の土曜メインはG3「鳴尾記念」が開催。3週後の宝塚記念を狙う馬、はたまた夏のサマー2000を視野に入れている馬など、目的は様々ながらも2000m前後を主戦とする有力馬が多数が参戦。
今年も15頭の馬が集結しましたが、前走で二桁着順の馬が約半数の7頭もおり、難解なメンバー構成となりました。
その中で注目しているのは、ハーツクライ産駒の5歳牡馬グラティアスです。
グラティアスは前走読売マイラーズカップに出走し12着と大敗しています。とは言え、内容としてはまだまだ巻き返しが期待出来るものでした。
勝った馬が日曜日の安田記念でも人気になっているシュネルマイスターで、2着ガイヤフォース、3着ソウルラッシュ、5着がマテンロウオリオンと安田記念で注目されている馬達とマイル路線のトップクラスの馬が集まっていました。
そんな中、グラティアスは12着ながらも勝ったシュネルマイスターとは0秒6差と僅差でした。また、先行脚質のグラティアスが最内枠から出遅れ慣れていない後方からの競馬を余儀なくされましたが、上がりはメンバー中2番目に速いタイムを出してましたので、前走は展開に負けたと言ってもいいでしょう。
そんな馬が今回は距離延長。グラティアスの唯一の重賞勝ちが2000mのG3京成杯で、グラティアスの2勝は京成杯を含めていずれも2000m。近走は2000mより短い距離ばかりですが、得意の2000mに戻るここはパフォーマンスも上がってくるはず。
さらに今回のメンバーを見てみると、案外差し馬が多いメンバー構成。基本先行馬であるグラティアスにとっては開幕馬場も味方して前走とは真反対に展開利がかなりありそうです。
ということで今年の鳴尾記念は前走展開に負けたグラティアスが、今回展開利を活かして先行抜け出しての重賞2勝目を決めてくれることに期待して応援したいと思います。