【NHKマイルカップ2023予想】狙い目の穴は〝この馬〟だ!

記事「【NHKマイルカップ2023予想】狙い目の穴は〝この馬〟だ!」のサムネイル画像

東京競馬の日曜メインは3歳マイル王決定戦「NHKマイルC」が開催。今年は重賞2勝馬のオオバンブルマイを筆頭に重賞馬が6頭、重賞馬券圏内を経験している馬も8頭と好メンバーが揃いました。

そんな中で注目しているのは、ロードカナロア産駒の牝馬ウンブライルです。

前走のニュージーランドTでは2着に入り、G1馬ステルヴィオの全妹ということもあって血統面も申し分ありません。今回のメンバーの中では人気薄の1頭となりそうで穴馬として注目したいところです。

気になるのがレース当日が雨予報となる点。当日は重馬場となりそうで、スピードや切れ味自慢の馬たちにとってはマイナス材料となりますが、ウンブライルにとっては好都合。前走のニュージーランドTは前日の雨の影響でタフな馬場となりましたが、後方待機から馬群の外を追い上げ、直線は坂上からしっかり伸びて2着に好走したように、タフな馬場を苦にしない強みがあります。

クイーンCではゴール前で脚勢が鈍りましたが、前走はブリンカーを着用した効果もあってか、良い伸び脚を見せてきました。東京の軽い芝なら鋭さを増してくるようにも思えた馬でしたが、時計のかかる馬場でも良い脚を使ってきたのは好感が持てます。クイーンC・6着後、手綱を握ったルメール騎手は集中力の欠如を敗因に挙げ、ブリンカー着用を進言。ニュージーランドTではそのブリンカーを着用し結果を出してきました。

それでも「ブレーキをかけながら前に進んでいるという感じ」と同馬を管理する木村調教師のトーンは低め。まだまだ良化の余地は残しているのは事実ですが、レース毎に内容が良くなっているのも事実。自分からハミを取っていかないタイプでしたが、前走はかなりのロスがありながらも外から差し込んで好走しており、普段よりは真面目に走ってくれているようにも見えました。ブリンカー着用は良い方向に向いている印象を受けます。

阪神JFやクイーンCでは苦戦を強いられた馬でしたが、ここにきて開花の兆し。上昇カーブを描いてG1に再び挑むここは、雨を味方に悲願の重賞初勝利を期待したいところです。

ということで今年のNHKマイルCはウンブライルを狙い目の穴馬として有力視したいと思います。