【札幌記念2021予想】ディアマンミノル洋芝は合う、飛躍期待

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札幌競馬の日曜メインは、夏競馬唯一のG2「札幌記念」です。

G1馬の出走も多く、夏のローカルG2としてはレベルの高い一戦ということで、“スーパーG2”の異名を持つ名レースです。今年も無敗で桜花賞を制したソダシをはじめ、4月に香港のクイーンエリザベス2世カップを勝利したラヴズオンリーユーの好調牝馬2頭に、ブラストワンピースやペルシアンナイト、ユーキャンスマイルと言ったG1レース常連馬の牡馬陣が出走してきました。

そんな中で注目しているのは、前走函館記念で4着となったディアマンミノルです。

ディアマンミノルは、どちらかというと2000mよりは長めの距離で結果を残してきた馬です。前走は2000mでしたが、それまで10走連続で2000m以上のレースを使ってきました。前走の函館記念で11番人気と評価が低めだったのは、距離不安も大きかったことでしょう。

ところが、その予想を覆し、レースでは上がり最速の末脚で4着に好走。道中は2着だったアイスバブルとほぼ同じ位置から進め、直線内をついたアイスバブルと大外を回ったディアマンミノルのコースロスの差が2着4着の差と考えて良いでしょう。結果は4着でしたが2・3着との差は微差で、完全な差し馬場、差し展開ではない中でよく追い込んでおり、ハンデ54kgなら例年の勝ち負け水準にまで来ることが出来る素質があると再認識させられました。2000mへの適性、そして洋芝適性の高さを示したという意味で、ディアマンミノルにとって重要な一戦であったと感じます。

今回は上積みも見込める叩き2戦目。引き続き同じ洋芝の2000mで、コーナーがさらにゆるい札幌なら好勝負は可能でしょう。

鞍上は前走に引き続きデビュー2年目の泉谷楓真騎手が騎乗。今年すでに昨年の勝ち星(19勝)を上回る36勝を挙げており、7月は函館2歳Sをナムラリコリスで勝利し、重賞初勝利を達成。この夏、飛躍のきっかけをつかんだ若手のひとりです。悲願の重賞初制覇を果たした同じ北海道の舞台で、重賞2勝目といきたいところです。

ということで今年の札幌記念は、前走で期待度を高めたディアマンミノルが秋の飛躍への第一歩を見せてくれることに期待したいと思います。