競馬ヘッドラインロゴアイコン

【中山大障害2025予想】エコロデュエル、叩き2戦目で上積み十分

2025/12/24 11:54
【中山大障害2025予想】エコロデュエル、叩き2戦目で上積み十分

今週土曜の中山10レースに組まれているのは、芝4100メートルで行われる障害G1・中山大障害である。フルゲート16頭に対し、今年の登録は11頭にとどまり、登録馬全頭が出走可能な見込みとなっている。

最大の注目は、今年の中山グランドジャンプを制したエコロデュエルだ。春の大一番を勝ち切った同馬は、史上でも価値の高い春秋障害G1連覇を狙っての参戦となる。前走の東京ハイジャンプでは2着に敗れたものの、今回は叩き2戦目で臨む計算されたローテーションであり、状態面の上積みは十分とみられる。昨年の中山大障害ではニシノデイジーに5馬身差をつけられての2着に終わったが、舞台適性の高さは証明済みであり、リベンジとビッグレース連勝をかけた一戦となる。

昨年3着のネビーイームも有力な存在である。今回は小牧騎手とのコンビで挑む予定となっている。3か月の休み明けである点や、これまで中山の障害コースで勝ち星がない点を考えると、決して楽な条件ではない。しかし、今年の中山グランドジャンプで2着に好走して以降は連勝中で、先行力を武器に安定した競馬ができる馬である。展開ひとつで上位争いに加わる可能性は高く、大崩れは考えにくい。

上がり馬として注目されるのはフェーレンベルクである。近2走はオープンレースを勝ち切り、京都ジャンプステークスでも3着と重賞級の相手に通用する力を示している。まだ5歳と障害馬としては若く、伸びしろは十分に残されている点が魅力である。障害通算3勝はいずれも中山競馬場で挙げており、コース適性は高い。今回は相手関係が一気に強化されるものの、得意舞台でどこまで通用するか注目に値する存在である。

少頭数ながら実績馬と成長著しい新興勢力が顔をそろえた今年の中山大障害は、障害界の勢力図を占う重要な一戦となる。実力と適性、そしてレース運びの巧拙が、勝敗を大きく左右することになりそうだ。 

【阪神C予想2025】中心はナムラクレア✕C.ルメール、連覇に意欲
新LINEを必ずご確認ください