【北九州記念2020予想】タイセイアベニール、先行激化で末脚炸裂に期待

今週日曜の小倉競馬のメインレースはサマースプリントシリーズ第4弾・北九州記念です。今年の高松宮記念を繰り上がりで制したモズスーパーフレアが秋のスプリンターズステークスに向けてここから始動。鞍上は引き続き松若騎手が務めます。

また、アイビスサマーダッシュ勝ち馬ジョーカナチャンや、CBC賞で復活を遂げたラブカンプーも参戦してくるため、サマースプリント王者の行方も注目です。

例年ならG1馬はセントウルステークスから始動するイメージのあるスプリント路線ですが、今年は香港遠征は不透明ながら難しいと判断し、年内はスプリンターズステークスに全力投球するため早めの調整といった可能性もあり、モズスーパーフレアの仕上がりからも目が離せません。

登録メンバーの中で注目したいのは、追い込み脚質のため展開に左右されるものの、末脚不発が少ない安定株のタイセイアベニールです。

芝1200mにこだわったローテーションが組まれており、今年に入って4戦2勝という戦績ですが、敗れた2戦も3着、4着と安定した末脚を披露しています。今年デアリングタクトで牝馬2冠を制し、勢いに乗る松山騎手が引き続き騎乗するのも強みです。

展開問わず追い込んで来る馬ですが、今回はモズスーパーフレア、ジョーカナチャン、ラブカンプーをはじめ、上がり馬のカリオストロや、芝に転戦してきたダートの実績馬ゴールドクイーンを含め、前で競馬をしたい馬が多く登録していることもあり、追い込みが決まりやすい展開になる可能性が高そうなところも要注目の1頭ですね。