有馬記念についに外国馬が参戦か!?
歴史が動く瞬間に立ち会えるかもしれない2015年のグランプリ。今まで一度も外国馬が出走したことのない有馬記念にもついに参戦の目が出てきました。過去には外国馬はジャパンカップ勝ち馬のみ有馬記念出走可というハイレベルな条件があり、唯一ファルブラヴが中山競馬場開催だったジャパンカップ制覇後に有馬記念出走を表明することはしましたが、結局は出走せず回避となりました。もし出走していれば面白かったと思いますね。ジャパンカップは人気薄での勝利でしたが、世界のデットーリが暮れの中山でどんなパフォーマンスを見せてくれたのか。
というわけで今年の有馬記念に出走予定、というか、ぜひ来てほしい2頭をご紹介しておきましょう。今年は日本馬が凱旋門賞に挑戦出来なかったため、できればゴールデンホーンやトレヴに来てもらえたら言うことはないんですが、それはまあ難しいでしょうね。
まずはクライテリオン。こちらは海外競馬通の方ならご存知かもしれません。オーストラリアンダービーなどG1を4勝しており、フェイムゲーム、ホッコーブレーヴが出走した今年のメルボルンCにも出走し3着でした。香港への出走も視野に入れているため、もし有馬記念にも出走となると中1週でG1を2走、というきついローテにはなりますが、馬は慣れているとのことで、ぜひ来日してほしいです。続いてライジングロマンス、こちらはオーストラリアンオークスの勝ち馬。
注目すべきは馬だけではありません。両馬ともD・ヘイズ調教師の管理馬ですが、ヘイズ師は日本ですでに結果を出されている調教師です。もう25年も前になりますがベタールースンアップで1990年のジャパンカップを制しています。
アメリカ・ヨーロッパとも谷間の時期となる12月ですが、香港と日本はこの時期が熱いです。いままで有力な外国馬は常々香港にもっていかれてばかりでしたが、今年は一味違うかもしれません。できれば、結局は回避、なんてことにならずぜひ有馬記念を盛り上げてほしいですね。