【コーフィールドC2025】ゴールデンスナップが現地で最終追い切り、浜中「状態ふたつ上」と仕上がりに自信

オーストラリア遠征中のゴールデンスナップ(牝5、田中克厩舎)が、現地14日、コーフィールド競馬場の芝コースで最終追い切りを行った。18日に行われる伝統のG1・コーフィールドカップ(芝2400m)への出走を目前に控え、仕上がりの良さを存分にアピールした。
浜中俊騎手を背に併せ馬で行われた追い切りでは、前半2ハロンを14〜15秒ペースで落ち着いて入ると、ラスト3ハロンは強めに追われ、しっかりと負荷をかける内容。動きにキレがあり、遠征先でも順調な調整ぶりを見せた。
田中克典調教師は「馬の状態は到着してから上がってきていますし、今朝の追い切りも良かった。良い状態で送り出せそうです。レースまで数日ありますので、このまま良い形で仕上げたい」と語り、仕上がりに自信をのぞかせた。
主戦の浜中俊騎手も手応え十分。「状態は良かったです。前走で騎乗したときよりも、状態はふたつくらい上がっていると感じました。ここを目標に調整がうまくいっています」とコメント。長距離輸送の影響を感じさせない充実ぶりを強調した。
ゴールデンスナップは前走・札幌の丹頂S(OP、芝2600m)で2着。レース後、陣営は豪州遠征を正式に発表し、今回が海外初挑戦となる。その後も順調なら、11月4日にフレミントン競馬場で行われるメルボルンカップ(G1・芝3200m)への出走も見えてくる。ここまでキャリア16戦で4勝を挙げており、そのすべてを浜中騎手とのコンビでつかんできた。長くコンビを組む主戦との絆も、遠征成功のカギとなるだろう。
コーフィールドカップは、南半球の秋華賞とも称される豪州伝統の中距離G1。日本調教馬はこれまでに延べ12頭が挑戦し、2014年アドマイヤラクティ、2019年メールドグラースの2頭が栄冠をつかんでいる。今年、ゴールデンスナップがその後継となれるかに注目が集まる。

