【加付式“連番の法則”】2020年上半期まとめ

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春のグランプリ・宝塚記念で上半期が終了。この後は、いわゆる「夏のローカル開催」を経て秋シーズン、そして再びのGⅠシリーズを迎えることになる。上半期を振り返ると、2月までは例年通りの開催であったが、いわゆる「コロナ禍」に入った3月から現在に至るまで「無観客開催」が続いている。4月には緊急事態宣言が発出され、あらゆるスポーツイベントが開催中止や延期に追い込まれた。競馬界でも欧米をはじめ、ほとんどの国で一時「開催中止」、さらにはクラシック競走をはじめとするGⅠなど大レースの日程変更を余儀なくされた。しかしながら、我が国ではJRA中央競馬をはじめ地方競馬まで、競馬界ではこれまで一度も開催を途切れさせず、スケジュール通りの開催を続けてきた。無観客の他、感染防止策を講じ、さらにはさまざまな支援策を実施し続けている。特に他イベントが一切無くなり、外出自粛を余儀なくされた期間には唯一と言っても過言ではない国民娯楽として貢献したことは、称賛に値するであろう。

さて、本コラムも今年3月にスタートさせて戴いたが、上半期終了の区切りを迎えたので、上半期を振り返り、「加付式連番の法則」のまとめデータとともに各種傾向なども探りたいと思う。

ではまず、連番の法則上半期(1月~6月)のデータから。

上半期連番の法則全結果は下表のとおり。

上半期出現率まとめ
-関東関西合計出現率(%)
ALL連番4849391367.7
一組連番27631018977543.6
同番84595920211.4
合計408418287--
出現率(%)63.064.559.8--
上半期一日平均数
-関東関西合計
ALL連番0.90.91.0-
一組連番5.15.74.7-
同番1.61.11.5-
合計7.67.77.2-

※ 関東(東京・中山)、関西(京都、阪神)、その他に分類

平均配当と最高配当
-ALL連番同番
平均配当3連複¥36,448¥23,768
3連単¥210,666¥123,858
最高配当3連複¥641,600¥554,150
3連単¥2,278,000¥2,566,980

※ 一組連番は出現数過多につき割愛

どのような感想を抱かれただろうか・・・。競馬ファンの皆さんに「取り逃しを減らして頂きたい・・・」そして筆者自身も「さらに取り逃しを減らしたい・・・」想いで始めた本コラム。結果として滑り出しは上々か、と自身では思うのである。

毎週のコラムで書いているように、上半期全体を見ても「一組連番」の出現率は「43.6%」と突出している。一日平均回数が「4.7回~5.7回」、つまり一日12レース中5~6レースは「一組連番」で決着していることになっている。「一組連番」は出現回数が多いので平均配当こそ出さなかったが、613万の最高配当を筆頭に100万超の特大万馬券だけで14回を記録した。半年間で14回、単純計算で月2回以上出ているわけである。10万超は数えきれないほどである。「一組なら当たり前」と思われる向きもおられようが、その「一組」つまり狙った軸馬番号の両脇馬番を抑えずに取り逃がしては勿体ない、ということを如実に表した結果と言える。

「同番」組み合わせの出現率は「11.4%」、一日平均回数が「1.1回~1.6回」、つまり一日12レース中1~2レースが平均的出現回数と言える。「同番」の平均配当は、3連複約2.4万、3連単約12.4万と出た。先週のコラムに「買い続ける価値はある!」と断言した理由はここにある。「同番を何着に配置するか」という課題は残るが、例えば「1着3着に同番を配置し、2着は総流し」であれば、主なフルゲート16頭立てで考えて「1レースあたり¥2,800」の投資である。全12レース買い続けても悠々プラス収支で終われる計算である。もちろん、毎週そうした買い方は現実的ではないが、「的中資金があり、さらに増やすことを目指す」場合などには可能ではなかろうか、と思うのである。的中資金をさらに増やす手段としては「複勝転がし」などが有名ではあるが・・・。

コラムで毎週最もお勧めと推奨している「ALL連番」組み合わせの出現率は「7.7%」、一日平均回数が「0.9回~1.0回」、つまり一日12レースで約1レースが平均的出現回数と言える。法則3組の中で最も低い確率である。ではなぜ最もお勧めするのか・・・。「ALL連番」の平均配当は、3連複約3.6万、3連単約21万。そう、配当面で「同番」を大きく上回ることが一つ目の理由。そして二つ目の理由は「投資資金を抑えられる」ことにある。同番の購入例として「2着総流し」を挙げたが、「ALL連番」は軸馬と(下一桁が)連続した馬番だけで済むことにある。今後公開予定のYouTube「馬券的塾(解説編)」で、成功例や失敗例を取り上げるが、例えば「軸馬の両脇馬番との3頭ボックスで6点、¥600」で済むのである。買い方によるのは当たり前だが、総じて「総流し」を例にあげた「同番」に比べて投資金額が少なく、より高配当が望めるのが、「ALL連番」なのである。是非、今後のYouTube「馬券的塾(解説編)」(配信日は未定だが近々を予定)などを参考に、チャレンジして頂きたい。

では次に、これもコラムでよく「メインレースだけでもチャレンジを・・・」と書いてきたが、上半期の重賞レースのデータを公開しよう。

重賞競走・全64回(除 障害重賞)
-ALL連番一組連番同番
出現回数8196
出現率(%)12.529.79.4
3連複・平均配当(¥)129,8856,10710,556
3連単・平均配当(¥)535,86732,11440,404
連番の法則 全体平均配当
3連複¥44,353
3連単¥185,313

いかがであろう。お勧めの「ALL連番」は上半期全体よりも高い出現率を示し、配当面でも3連複約13万、3連単約54万と全体平均を大きく上回った結果と出た。上半期に重賞レースを「ALL連番」で取れた方は、かなり回収率が上がったのではなかろうか。重賞レースにおける連番の法則全体でみても平均配当は「3連複約4.4万、3連単約18.5万」であった。重賞レースだけ狙ってチャレンジするのも価値があると推奨する。

それでは最後に、最近のコラムで「超高額万馬券の宝庫」と書いている最終レースデータも上半期でまとめてみた。

最終レース:全96回まとめ
券種回数出現率法則回数法則率
万馬券8790.65158.6
10万馬券3536.52057.1
100万馬券66.3350.0

万馬券発生率90.6%の最終レース、しかも10万超の配当が36.5%もあり、その10万超が連番の法則で決着する確率は57.1%を占めていたデータとなった。さらに、回数こそ少ないが100万超が全体で6回、そしてその半数50%は連番の法則決着していたのである。少なくとも、最終レースは思い切った馬券勝負をしない手はないであろう。

軸馬選定は今まで通り貴方次第。そして、高確率で狙いたいなら「一組連番」、一発ホームランを狙いたいなら「ALL(すべて)連番」「同番」にチャレンジを。「手始めに」や「たまに」ならメインレース、特に重賞レースからチャレンジしてみるのもお勧めである。下半期からでもチャレンジして、是非好配当を手にしていただきたい。