【加付式“連番の法則”2023】第1回「中山」結果、「中京・小倉」途中経過と傾向から出現傾向を探る
例年通り1月5日に開幕したJRA開催、中山・中京の2場開催4日間を皮切りに、14日からは小倉開催も加わっての3場開催へと移行。そして早くも中山が終了し、次週からは東京・中京・小倉の3場開催へと替わる。第1回中山開催の終了を受け、その出現結果・傾向を探っていこう。
14日のメイン「愛知杯(GⅢ)」を勝ったのは、1番人気アートハウス(川田将雅騎手)。秋華賞5着以来の明け4歳実力馬が、年明け初戦から重賞2勝目の好発進。1・2着「同番」に加えて、「同枠・一組連番」の条件重複で決着した。
15日、中山「京成杯(GⅢ)」は2番人気ソールオリエンス(横山武史騎手)が新馬勝ちからの連勝を重賞完勝で強さを見せつけた格好となった。2着に入った9番人気オメガリッチマンとの「一組連番」決着に加えて、推奨術のひとつ「1番人気3着付け」が功を奏し3連単9.3万の好配当となった。中京「日経新春杯(GⅡ)」は、最重量ハンデ(59Kg)を背負わされ最終的に2番人気となったヴェルトライゼンデ(D.イーガン騎手)が、直線力強く伸びて重賞2勝目。3着プラダリアとの「同番」決着に加え、2着に人気薄(10番人気)キングオブドラゴンが粘り込み、こちらも3連単9.6万の好配当となった。
22日、中山「アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)」は、4番人気ノースブリッジ(岩田康誠騎手)が勝ち重賞2勝目。2着に5番人気エヒト、3着3番人気ユーバーレーベンと入ったが、「法則外」決着。一方、中京での「東海ステークス(GⅡ)」は、2番人気プロミストウォリアが4連勝で重賞初勝利を挙げ、2着1番人気ハギノアレグリアス、3着3番人気ハヤブサナンデクンと堅め決着ながら、2・3着「一組連番」となった。
では開催終了の中山を中心に、中京・小倉の途中経過から「結果・傾向」を探っておこう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 中京 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1(1) | 1 | 1(1) | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 6(1) | 6(2) | 18 | 50.0 |
同番 | 1 | 2(1) | 4 | 7 | 19.4 |
合計 | 8 | 9 | 11 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 75.0 | 91.7 | - | - |
- | 中山 | 中京 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2.8 |
一組連番 | 8(1) | 5(3) | 9(5) | 22 | 61.1 |
同番 | 0 | 1 | 1 | 2 | 5.6 |
合計 | 9 | 6 | 10 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 50.0 | 83.3 | - | - |
- | 中山 | 中京 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 1 | 1 | 2 | 5.6 |
一組連番 | 8(3) | 6(2) | 6(2) | 20 | 55.6 |
同番 | 1(1) | 0 | 2(1) | 3 | 8.3 |
合計 | 9 | 7 | 9 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 58.3 | 75.0 | - | - |
- | 中山 | 中京 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(2) | 0 | 1(1) | 3 | 8.3 |
一組連番 | 5(2) | 4 | 5(1) | 14 | 38.9 |
同番 | 1 | 3 | 3(1) | 7 | 19.4 |
合計 | 8 | 7 | 9 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 58.3 | 75.0 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
3場全体、4日間計144レースでの法則決着は、「一組連番」が計74レース、「ALL連番」が計9レース、「同番」が計19レース。過半数「一組連番」の確率メインは通常通りながら、一目瞭然「同番」の爆発出現が際立った。ただ高額配当は、「100万超」0回、「10万超」15回と年明け4日間に比べると「静かな4日間」となった。メインレースは、重賞5レース中4レースで法則決着し、9万超2回とまずまずの結果。重賞外メインからは、1番人気と12番人気の「一組連番」から10万超も残した。
では、「第1回中山開催の終了」に伴い、中京・小倉の途中経過と共に「開催場別の結果・傾向と出現傾向」を探ってみたいと思う。
中山
早くも第1回中山が終了したので、主要データをまとめてみよう。1月8日に初の「一組連番」0回を記録したものの、全8日間96レースで約半数の46回と残り7日間で盛り返した。一方「ALL連番」は1日4回と爆発した日もあったが、トータルでは11回と平均モード。また「同番」も計7回、「同番」にしてはやや低調に終わった。傾向としては確率・高額ともに「一組連番」中心であったと言えよう。今開催傾向から次回「中山」開催では、ラスト2日間だけで5回出現した「同枠・一組連番」、好配当演出が目立った1番人気と2桁人気の「一組連番」に注目するのが有効と言えそうだ。
- | 一組連番 | ALL連番 | 同番 |
---|---|---|---|
推奨人気軸割合 (回数/出現回数) | 91.3% (42/46) | 100.0% (11/11) | 85.7% (6/7) |
同枠2頭絡み割合 (回数/出現回数) | 21.7% (10/46) | 72.7% (8/11) | 14.3% (1/7) |
重賞(全4R) | 3 | 0 | 0 |
L競走(全2R) | 1 | 1 | 0 |
100万超(全96R) | 1 | 0 | 0 |
10万超(全96R) | 10 | 2 | 2 |
※ 推奨軸(1~5番人気)
「一組連番」参考データ
- 100万超:1→2→3着 15番人気 →10番人気 →8番人気 【512万】※太字「一組連番」
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 80%(8回/10回中)、同枠・一組連番 割合 40%(4回/10回中)
- 重賞データ:推奨人気軸 割合 約67%(2回/3回中)、3連単平均配当 約21万、3連単最高配当 約51万
「ALL連番」参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 100%(2回/2回中)
「同番」参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 50%(1回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 0%(0回/2回中)
- 条件重複データ:一組連番 重複割合 約43%(3回/7回中)、同枠2頭絡み 重複割合 約14%(1回/7回中)
中京
京都代替え「中京」は、開催継続中の途中経過から。ここまでの8日間、「一組連番」は96レースで47回と約半数の通常モード。傾向としては「ALL連番」不調、「同番」好調と言える。「ALL連番」は10万超高額こそ1回あったが、全3回とほとんど出ていない。一方の「同番」は現時点で計10回だが、今回の近4日間だけで6回と出現率の上昇著しい。さらに6回中3回で「一組連番」との条件重複出現、6回の平均配当約7.5万と充分に「一発回収」可能な「同番」と言える。こうした傾向から、残る中京開催では積極的な「同番」狙い、少なくとも条件重複などを利用しての「同番」抑えが有効ではないだろうか。
- | 一組連番 | ALL連番 | 同番 |
---|---|---|---|
推奨人気軸割合 (回数/出現回数) | 89.4% (42/47) | 100% (3/3) | 90% (9/10) |
同枠2頭絡み割合 (回数/出現回数) | 36.2% (17/47) | 0% (0/3) | 20% (2/10) |
重賞(全5R) | 1 | 0 | 2 |
L競走(全4R) | 2 | 0 | 0 |
100万超(全96R) | 1 | 0 | 0 |
10万超(全96R) | 12 | 1 | 2 |
※ 推奨軸(1~5番人気)
「一組連番」 参考データ
- 100万超:1→2→3着 9番人気 →8番人気 →13番人気 【356万】※太字「同枠・一組連番」
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 75%(9回/12回中)、同枠・一組連番 割合 25%(3回/12回中)
- 重賞データ:推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)
- L競走データ:一組連番 割合 50%(2回/4回中)、3連単平均配当 約29万、3連単最高配当 約356万
「ALL連番」 参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(1回/1回中)、同枠2頭絡み 割合 0%(0回/1回中)
「同番」 参考データ】
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 50%(1回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 0%(0回/2回中)
- 条件重複データ:一組連番 重複割合 40%(4回/10回中)、同枠2頭絡み 重複割合 20%(2回/10回中)
- 重賞データ:推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)、3連単平均配当 約6.4万、3連単最高配当 9.6万
小倉
先々週から始まった「小倉」も、開催継続中の途中経過から。ここまでの4日間、「一組連番」は48レースで26回と過半数の確率メイン。傾向としては中京以上の「同番」好調モードと言える。48レースで10回出ているので出現率約21%、「約5回に1回出ている」ことになる。10回の内、10万超こそ2回だがその平均配当は9万超。つまり10万手前の高配当が数多く出ており、年初から中京以上に「一発回収」の真価を発揮している、といえる。しかもデータ表の通り、その「同番」の軸馬の推奨人気割合は90%。小倉開催は推奨人気から軸を絞った「同番」狙いが有効な傾向と言える。
- | 一組連番 | ALL連番 | 同番 |
---|---|---|---|
推奨人気軸割合 (回数/出現回数) | 96.2% (25/26) | 100% (3/3) | 80% (8/10) |
同枠2頭絡み割合 (回数/出現回数) | 38.5% (10/26) | 66.7% (2/3) | 20% (2/10) |
100万超(全48R) | 0 | 0 | 0 |
10万超(全48R) | 4 | 0 | 2 |
※ 推奨軸(1~5番人気)
「一組連番」 参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(4回/4回中)、同枠・一組連番 割合 50%(2回/4回中)
「同番」 参考データ
- 10万超データ:推奨人気軸 割合 100%(2回/2回中)、同枠2頭絡み 割合 0%(0回/2回中)
- 条件重複データ:一組連番 重複割合 30%(3回/10回中)、同枠2頭絡み 重複割合 20%(2回/10回中)
年初にお伝えしたとおり、今年は各開催の変わり目に「開催場別の結果・傾向と出現傾向」をお届けしたいと思う。次回中山開催、また開催途中の中京・小倉などに法則で挑む際の参考になれば幸いと考えている。また、前回とは掲載データ形式など変更点もあるが、見易いデータ形式などに徐々に整えていければと考えている。