【加付式“連番の法則”】新潟記念など先週の回顧・検証

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今年の夏競馬最終週となった先週。メイン重賞は、札幌で土曜に「第57回 札幌2歳ステークス(GⅢ)」、小倉で日曜に「第42回 小倉2歳ステークス(GⅢ)」、そして新潟では日曜にサマー2000シリーズ最終戦となる「第58回 新潟記念(GⅢ)」が行われた。

土曜の札幌2歳Sは、1番人気(4.2倍)のドゥーラ(斎藤新騎手)が、未勝利戦からの連勝で重賞初勝利。2着には6番人気のドゥアイズ、3着に4番人気のダイヤモンドハンズが入り、連番の法則「ALL連番」決着。

日曜の小倉2歳Sでは、4番人気(7.4倍)のロンドンプラン(松山弘平騎手)が、前走新馬戦に次いで無敗での重賞制覇。2着に9番人気バレリーナ、3着11番人気シルフィードレーヴと入り、3連複7.2万、3連単37万の高配当を1・2着馬による連番の法則「同番」決着がもたらした。

そして新潟記念は、10番人気(22.0倍)のカラテ(菅原明良騎手)が重賞2勝目。2着に9番人気ユーキャンスマイル、3着3番人気フェーングロッテンと入り、連番の法則「ALL連番」決着。配当はこちらも3連複9.1万、3連単70万の高配当となった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

9月3日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番11138.3
一組連番5(1)4(1)7(2)1644.4
同番20138.3
合計859--
出現率(%)66.741.775.0--
9月4日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番2(2)0025.6
一組連番24(3)7(3)1336.1
同番211411.1
合計658--
出現率(%)50.041.766.7--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

新潟・小倉・札幌による夏競馬最終週計72レース、法則決着の内訳は、「一組連番」が計29レース、「ALL連番」が5レース、そして「同番」が7レース。「一組連番」が札幌では確率メインの過半数となったが、その他2場は低調。「ALL連番」「同番」ともに平常モードの好調維持となった。配当面では、「100万超4回、10万超12回」と「高額配当・大爆発週」となった。メインレースでも、冒頭の日曜2重賞で70万と37万超高額を記録した。

「一組連番」は、圧倒的に札幌に偏った。その札幌では土日2日間とも過半数を占め、配当も土曜は「100万超1回、10万超3回」、日曜にも「10万超4回」と、10万超高額だけで「一組連番」の半数以上となった。出現数的には半数を割った小倉だが、土日に各1回ずつの「100万超」を輩出。そして札幌・小倉で計3回の100万超の内、2回が「同枠・一組連番」となった。メイン3重賞すべてが「ALL連番」「同番」となった先週だが、一般戦では「高額」「超高額」を連発した。秋競馬も「人気薄・同枠」を中心に狙っていこう。

「ALL連番」は、前週と同じくほぼ通常出現数。冒頭記した札幌2歳Sと新潟記念の2重賞を「ALL連番」で決着してみせ、新潟記念では推奨人気との「同枠2頭絡み」から70万の高額配当。新潟では土曜にも10万超1回を記録。少額投資で済む分、手堅い配当も多い「ALL連番」だが、こうした高額も期待できるのである。

「同番」は、前週と同じ通常出現数。こちらも冒頭の小倉2歳Sのメイン重賞で決着をみせ、推奨人気との「同番」から37万配当。土曜新潟では、推奨人気との「同番」かつ「一組連番」の条件重複から10万超(30万)を輩出。さらに日曜新潟では、人気薄同志の「同番」から3連複44万、3連単322万という超高額配当も残した。長期好調の「同番」で、秋競馬も「高額狙い」にチャレンジしよう。

先週の「最終R」は全6回中3回の「法則決着」。「5回に1回以上の10万超」は、土曜新潟で前記「ALL連番」項での10万超(21万)を記録した。その他は「法則」「法則外」とも高額にはならなかった。中央本場開催に戻る秋競馬での「万馬券の宝庫」を期待して挑もう。