【京都新聞杯2026予想】激走期待の穴馬は、勝負根性確かなニホンピロロジャー
公開: 2026/05/09 05:00

土曜の京都競馬場では、日本ダービーへの最終関門ともいえるG2「京都新聞杯」が行われる。
秋開催時代から現在の5月開催へと時期が変更されて以降、このレースからはアグネスフライト、キズナ、そしてロジャーバローズといった日本ダービー馬が誕生してきた。昨年もショウヘイがここで賞金加算に成功し、本番のダービーで上位争いを演じており、依然としてクラシックへ直結する重要な一戦となっている。
今年は16頭が集結したが、その中で特に注目したいのがロジャーバローズ産駒のニホンピロロジャーだ。
父ロジャーバローズも京都新聞杯で2着に好走した後、日本ダービーを制覇した実績を持つ。だからこそ、このニホンピロロジャーにも“父と同じ軌跡”を期待したくなる。
その理由は、昨年までG1戦線で活躍した根性派牝馬シランケドを思わせるレースぶりにある。シランケドはデビュー戦こそ9着に敗れたものの、続く未勝利戦では12番人気の低評価を覆して豪快な差し切り勝ち。その後も鋭い末脚を武器に重賞戦線で存在感を示し、昨年の天皇賞・秋ではマスカレードボールから0.2秒差の4着に善戦した。
そのシランケドの初勝利で手綱を取っていたのが、今回ニホンピロロジャーに騎乗予定の国分恭介騎手だ。ニホンピロロジャーもまた、新馬戦では14番人気の低評価ながらメンバー最速の上がりを使って2着に激走。続く未勝利戦では小倉芝コースで後方待機から捲るように進出し、そのまま押し切って初勝利を挙げた。
一度動きながらも最後まで脚色が衰えず、直線でさらに伸び続ける姿は、まさにシランケドを彷彿とさせる内容だった。
派手な血統背景や調教時計で話題になるタイプではない。しかし、実戦へ行って真価を発揮する勝負根性型であり、そうした馬の能力を最大限に引き出す国分恭介騎手とのコンビは非常に魅力的だ。
今年の京都新聞杯は、実績馬や良血馬が揃ったハイレベルな一戦となった。しかし、その中で“実戦型”の強さを秘めたニホンピロロジャーが、父ロジャーバローズに続くダービーへの切符を掴み取る可能性は十分にある。
シランケドを思わせる末脚と勝負根性を武器に、国分恭介騎手とのコンビで大舞台への道を切り開けるか。注目の一戦となる。

