G1・3勝のロゴタイプ、現役を引退し種牡馬に

2歳時はG1の朝日フューチュリティを制し2歳チャンピオンに、3歳は皐月賞を制しクラシックを盛り上げ、昨年2016年も6歳にして安田記念を制し、3つのG1勝利を果たしたロゴタイプ（牡7、美浦・田中剛厩舎）が現役を引退することが明らかとなりました。今後は社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定であることが、27日、社台グループオーナーズのホームページで発表されました。

同馬は2012年6月に函館でデビューし、朝日フューチュリティを制し4連勝で皐月賞馬に輝くなど、2～3歳は目覚ましい活躍を見せておりましたが、4歳からは勝ち星に恵まれず苦戦が続きました。しかし、昨年の安田記念では逃げて3年2ヶ月ぶりとなる復活Vを果たし、今年も連覇を狙って挑み、粘逃劇を再び披露し2着に健闘するなど、7歳馬とは思えぬ強さを見せつけてくれました。8歳でG2の中山記念を逃げ切り優勝した父ローエングリンの姿を重ね合わせたファンも少なくないのではないでしょうか。

この秋は今月21日に開催された富士ステークスからの始動を予定しておりましたが、背中などに疲れが見え、体調が整わなかったため回避となりました。その後も宮城県の山元トレーニングセンターで調整をしておりましたが、次走は決まらぬまま引退が決定いたしました。2017年6月に出走して2着に惜敗した安田記念がラストランとなりました。

ロゴタイプは父ローエングリン、母ステレオタイプ、母父サンデーサイレンスという血統。通算成績は30戦6勝（うち重賞4勝、海外2戦0勝）。ロゴタイプ号、お疲れ様でした。