【エリザベス女王杯2018予想】2着病返上なるか?リスグラシュー勝機十分
今週は京都で3歳馬と歴戦の古馬が激突する牝馬の頂上決戦「エリザベス女王杯」が行われる。かつてG1で2,3着に2回ずつという実績があったトゥザヴィクトリーが、2001年のエリザベス女王杯を制し悲願のG1制覇を達成したことがあったが、今年はそれ以上にG1タイトルを切望する馬が参戦してきた。
2歳時から抜群の安定感を誇りながらも、ここ一番であと一歩まで迫るも勝ち切れなかったリスグラシューだ。これまでG1で4度の2着(阪神JF・桜花賞・秋華賞・ヴィクトリアマイル)を重ねつつ、ギリギリの所で涙を飲んできた。
いよいよ今回のエリザベス女王杯において、悲願のG1奪取で雪辱なるかというところだが、今回も前哨戦である府中牝馬Sで僅差2着と、出走過程も順調に来ている。
実力に関してはこれまでの実績で十分故、後は運なのかレース展開なのかというところだが、今回は鞍上に、香港は言うまでもなく、世界でも活躍するモレイラ騎手を迎え、騎手面ではこれまで以上に期待出来る状況にある。この騎手変更が、これまで足りなかった何かを補う可能性は十分にあるだろう。
リスグラシュー自身について言えば、昨年のエリザベス女王杯は8着と、着順だけ見れば惨敗とも取れるが、着差的には僅か0.4秒であり、後方から行き過ぎたことも含め、展開のあやで負けただけと見ることは十分に可能だ。
最近はマイル近辺での出走が多いものの、2200mは十分に当馬の守備範囲の距離であり、位置取りや仕掛け所を間違えなければ、こちらの面でも勝機は十分にあると見て良いだろう。屈辱の「シルバーコレクター」を返上できるかどうかに注目だ。