【中京記念2018予想】ステイゴールド産駒の5歳牝馬ミエノサクシードが穴をあける!
予想の前に、まずは「平成30年豪雨」により被害を受けた方々へお見舞い申し上げます。競馬ファンなら普通に競馬を楽しめる状況に一刻も早く戻ることをお祈りいたします。競馬を楽しめることに感謝して、中京記念を予想したいと思います。
今週末は夏の名物レースとなっている中京記念が開催されます。実は、今から22年前の1996年にこれまでの競走馬の中で筆者が一番好きなイナズマタカオーが優勝し、個人的に大変喜んだ記憶のある思い出のあるレースでもあります。まだ距離が2000mで行われ、施行時期も3月に行われていた時代ですから、今の中京記念とはだいぶ位置づけが違いますが、当時このレースを見ており同馬のまさかの逃げ切り勝ちに驚いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
2012年から今の7月に移動になり、距離も1600mに短縮された中京記念。それから6年間行われておりますが、どんな馬が来てもおかしくない難解なレースという意味では昔から変わっていないような気がします。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、そんな中京記念で今年注目しているのは、ステイゴールド産駒の5歳牝馬ミエノサクシードです。
ミエノサクシードは、前走牝馬限定のG3マーメイドステークスに出走し3着と好走しています。ただ、2000mの距離でのもので評価が下がっているのか、はたまた前々走でマイルの阪神牝馬ステークスで6着だったせいか、スポーツ紙などの予想オッズでは人気が落ちている印象です。
しかし、過去の傾向を見てみると、買える要素も決して少ないわけではないことが分かります。昨年は、今年も出走するウインガニオンが優勝していますが、この時年齢は5歳でした。マイルとなった2012年からは5歳馬が活躍しており、6年で4勝を挙げております。その時いずれの年も5歳馬で1着2着、昨年に至っては1,2,3着を5歳馬が独占したほど5歳馬が強いレースなのです。必然的に5歳馬ミエノサクシードは注目に値するのです。
血統面においてもミエノサクシードが推せる要素があります。過去6年の勝ち馬の父親は、昨年がステイゴールド産駒、遡ってディープインパクト、グラスワンダー、フジキセキ、デュランダルなど様々。父父がサンデーサイレンスという馬が強いのですが(そもそも多いので当たり前かもしれませんが)、昨年だけ見てみると勝ったウインガニオンだけでなく、2着のグランシルクも父親がステイゴールドでした。
今回の出走馬の中にステイゴールド産駒は4頭いるのですが、5歳馬なのはミエノサクシードが唯一です。過去の勝ち馬の傾向的には買える条件は比較的多く揃っていると言っていいでしょう。
ミエノサクシードの主戦ジョッキー川島騎手は、2012年の函館2歳ステークス以来6年重賞を勝っていません。その勝てない期間に生まれ育ったミエノサクシードが川島ジョッキーに重賞をプレゼントするのであれば、これこそ血のドラマ競馬と言えるのではないでしょうか?
ということで今年は、ステイゴールド産駒の5歳牝馬ミエノサクシードと川島騎手のコンビが、低評価を覆して中京記念を制覇することを期待したいと思います。