【マイルCS予想2025】過去傾向から浮かぶ有力4頭の構図

秋のマイル王を決する頂上決戦「マイルチャンピオンシップ」がいよいよ開催される。本レースは1番人気が数年連続で馬券に絡んだ後、数年間は馬券外に沈む極端な周期が見られる。過去10年では【2-1-16】と不振傾向が顕著で、特にここ3年は馬券圏外と大苦戦。2番人気も過去10年未勝利で、人気馬は名誉挽回が求められる状況だ。
一方で穴馬の台頭も乏しく、10番人気以下は【0-0-1-81】と壊滅的で、大穴狙いは危険。昨年は上位人気総崩れだったが、4番人気が勝利しており、上位から中穴ゾーンを軸に組み立てるのが得策だ。
前走ローテでは富士S組が過去10年で4勝と圧倒的、次いで毎日王冠組が2勝。他路線は割引だが、G1組なら評価可能。求められる条件は「上位人気で掲示板確保の実績」。脚質は差しが中心で、先行勢は3着までが現実的だ。
注目馬は4頭。まず富士S・2着で参戦するジャンタルマンタル。国内マイルG1を3勝し、馬券外は海外戦のみ。安田記念でも不利を受けながら完勝しており、ここでも地力は最上位だ。
アスコリピチェーノは国内戦でG1以外全勝の安定感が武器。海外帰りの休み明けかつローテは懸念材料だが、G1組かつ定量戦なら勝ち負け濃厚だ。
ガイアフォースは富士S勝ちからの参戦。国内芝G1では常に掲示板を確保し、マイル転戦後は安田記念2着、富士S1着と勢い十分。京都外回りで一発を狙える存在だ。
ソウルラッシュは昨年の覇者で富士S3着。過去の本レース成績は4着、2着、1着と抜群の相性を誇り、7歳でも衰え知らず。連覇を虎視眈々と狙う。
秋の頂上決戦は、今年も激戦必至だ。

