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【JRAマイルCS予想】昨年覇者ソウルラッシュ、得意舞台で連覇狙う態勢整う

2025/11/21 17:14
【JRAマイルCS予想】昨年覇者ソウルラッシュ、得意舞台で連覇狙う態勢整う

昨年の覇者ソウルラッシュは、連覇を狙って今年も参戦。昨年のマイルCSでは、完璧な位置取りと京都適性、トップスピードへ入る際のギアの入りの良さが噛み合い、圧巻の完勝劇を披露した。団野大成騎手は「思ったほどポジションは取れなかったが、この馬のリズムで運べたことが最後の伸びにつながった」と振り返る。モレイラ騎手でも勝ち切れなかったG1戦線で、堂々と1馬身以上突き放しての勝利。厩舎力、成長力、舞台適性が揃った“京都ど真ん中の一戦”だったと言えよう。

その後も香港マイル・2着、ドバイターフ・1着、安田記念・3着と国内外のG1戦線で活躍。春のドバイターフでは香港最強馬ロマンチックウォリアーを最後の直線で差し切り、世界レベルの実力を証明した。相手は前走サウジCでフォーエバーヤングと激闘を演じた後だったが、それでも強敵を捉えた末脚は特筆すべき内容だ。

前走の富士ステークスは3着に敗れたものの、休み明けに加えて骨折明け、さらに59kgを背負う厳しい条件下での結果。道中11秒台のラップが続く中で位置を取りに行き、最後まで踏ん張った内容は評価できる。団野騎手も「次に良くなりそうな感じ。京都の方が得意」とコメントしており、叩き2走目での上積みは大きいと見るべきだ。

懸念材料を挙げるなら年齢によるキレ味の減退か。安田記念は3着と善戦したものの、ガイアフォースに差し負けた点は全盛期と比較すると見劣る部分もある。また富士Sでは同斤量のジャンタルマンタルに1馬身以上差を付けられた点も気掛かりだ。安定感は健在だが、全盛期の爆発力は影を潜めつつある可能性は否めない。

ただし、京都芝1600mは【2-1-1-0】と崩れ知らずで、昨年のマイルCSもただ一頭だけ別次元の競馬だった。世界を相手にした差し脚は京都マイルでこそ真価を発揮するはずだ。コンディションが整えば、史上7頭目となる大会連覇も十分視界に入る。

連覇に挑む今年のソウルラッシュ。再び京都の舞台で頂点を掴む準備は整った。 

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