【麦秋ステークス2026】上昇一途のモーニングマジック、絶好条件揃った
公開: 2026/06/03 17:34(更新: 2026/06/03 20:09)

土曜の東京競馬メインレースは、ダート1400mで行われる3勝クラスの麦秋ステークス。1・2勝クラスを連勝してオープン入りを狙う有力馬が揃った一戦だが、その中でも注目したいのがモーニングマジックだ。
スナッピードレッサやメリディアンスターといった連勝中の実力馬が人気を集めそうだが、近走内容の充実ぶりを考えれば、モーニングマジックも決して見劣りしない存在だ。
同馬はデビューから5戦目で2勝クラスを突破。勝ち上がるまでに少し時間は要したものの、その前走内容は昇級戦でも通用する可能性を強く感じさせるものだった。
これまでのレースでは中団から後方で脚を溜め、直線勝負に懸ける競馬が中心だった。しかし前走の東京ダート1400mでは一転して積極策を選択。逃げるアクアマリーナを射程圏に入れる2番手を確保すると、直線でも余裕十分の手応えで抜け出した。
最後まで後続に並ばせることなく押し切った内容は非常に優秀であり、単なる差し馬ではなく自在性を身につけたことを示す大きな収穫だった。これまでとは異なる競馬で結果を出した点は高く評価できる。また、前走は馬体重が12kg増だったが、成長と回復分によるものと見てよく、むしろ本格化を感じさせる材料だった。
状態面も申し分ない。3日に行われた追い切りでは美浦坂路で4F52秒5-12秒8をマーク。同日の坂路全体でも上位に入る好時計だった。
当日は雨の影響で馬場状態が重く、多くの馬が終いで脚色を鈍らせる中、モーニングマジックは最後まで力強いフットワークを維持。ラスト1Fも12秒8でまとめており、好調ぶりが際立つ内容だった。
さらに心強いのが三浦皇成騎手とのコンビである。同馬には気を抜くような面があるが、前走では三浦騎手がギリギリまで追い出しを我慢し、持ち味を最大限に引き出した。馬の特徴を熟知した騎乗で課題を克服し、完勝へ導いた手腕は見事だった。引き上げ時のガッツポーズは勝った喜び以上に、これまでの課題を解決できた喜びもあったように見えた。
今回はさらに相手関係が強化されるものの、前走の内容と近走の成長曲線を考えれば十分に通用するはずだ。東京ダート1400mという舞台も前走で結果を残しており不安材料は少ない。
今回メンバーレベルは上がるが、上昇度の高さを見せてきた今なら連勝で突破してくれる可能性は高い。舞台や条件も問題なく、ここは中心視したい1頭だ。

