【アイビスSD予想2022】芝・直線ともに2回目の慣れでオヌシナニモノが今村聖奈騎手の2回目の重賞制覇へ!

今週から開幕する新潟競馬場のメインレースは、芝の直線1000mの電撃重賞アイビスサマーダッシュです。サマースプリントの3戦目ですが、先の2戦が北海道開催なのに対して、本州で行われる最初のレースとなるだけに、ここからが勝負としている陣営も少なくないはずです。

開幕馬場でのスピード争いは非常に見応えのある一戦で、一瞬たりとも目が離せないレースです。

そんな中で、注目しているのは評判の女性ジョッキー今村聖奈騎手鞍上の5歳牡馬のオヌシナニモノです。オヌシナニモノは、デビュー以来ダート路線をずっと歩んできましたが、デビュー21戦目となる前々走で初めての芝のレースに挑んだのが、今回と同じ芝直線レースの韋駄天ステークスでした。3番人気に推されましたが、結果は7着。

同じく初芝だったシンシティが3着と馬券に絡んだことで今回穴人気になりそうですが、着差はわずか0.3秒でしたので、レース展開や枠順など色んな要素次第では逆転は十分できる着差であるとも言えるでしょう。前回はシンシティが好発を決めて外枠沿いのいい位置取りのまま決着した印象ですが、オヌシナニモノは逆にシンシティらの先行馬がぴしっと好位置になった分、脚を余し気味なレースとなっていました。

今回はライオンボスやオールアットワンスなどのアイビスサマーダッシュの覇者2頭がでてきているので韋駄天ステークスよりも厳しいレース展開が予想されますが、芝も直線も2度目となるオヌシナニモノの上積みカバーできる可能性は十分にありそうです。しかも、鞍上となる今村騎手はいきなり初重賞制覇を果たした高速馬場でのCBC賞逃げ切りにあるように思い切ったレースができる騎手ですし、新潟競馬や直線レースも5月に練習済です。鞍上面を考えても上積み大いにあることでしょう。

さらにオヌシナニモノという馬は、悪い着順の後に好走する傾向のある馬で、これまでにも11着の後3着、9着のあと1着、2着、8着の後2着となんども悪い着順の後に巻き返しています。今回も前走が11着と過去最低着順タイとなっています。たまたまかもしれませんが、反骨精神の長けた馬ならば今回は好走のターンとも考えられるでしょう。

ということで、アイビーサマーダッシュは、芝・直線ともに2回目の慣れが見込めるオヌシナニモノが今村聖奈騎手の2回目の重賞制覇を演出してくれることに期待して応援したいと思います。