【クイーンS予想2022】乗り替わり初のスライリー、一変の期待十分!

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今週の日曜日、札幌競馬場のメインレースでは、牝馬限定重賞クイーンステークスが行われます。夏の北海道での貴重な牝馬限定重賞ということで、秋華賞をめざす3歳馬や秋の飛躍を目指す古馬の重賞常連馬の活躍への第一歩となっています。今年もクラシック路線を賑わした桜花賞2着馬ウォーターナビレラを筆頭に、古馬陣は、昨年の勝馬から4着馬までが揃って出走してきてますので、やはり秋への飛躍を期待せざるを得ません。

その中で注目しているのは、4歳牝馬のスライリーです。スライリーは重賞こそ未勝利ですが、G1秋華賞で5着がある実績馬です。ただここ8走は、重賞・オープンに出走し一度も馬券圏内に来ていないという結果に終わっています。

そんな近走不調のスライリーに注目したのは、今回デビュー以来初めて騎手が乗り替わりになる点です。スライリーにはデビュー以来石川騎手がずっと乗ってきましたが、北海道開催で石川騎手は新潟で騎乗していることもあってか、今回初めて騎手が丹内騎手に乗り替わりとなります。

実は今回の出走馬は乗り替わりが11頭もおり、初騎乗となるコンビが9コンビもあります。ただ、スライリー以外の8頭に関してはこれまでも乗り替わりは多い馬が多く、案外慣れっこと言えるかもしれませんが、スライリーだけは初めての経験となります。

競馬の騎手と馬のコンビは、乗り慣れているのに越したことはありませんが、乗り替わりで新しい能力や新鮮味を引き出す効果も期待できます。他の乗り替わりの馬達が乗り替わりにそこまでの新鮮味を馬自身も感じないであろう中、スライリーは全くの初めてということで、これらの馬の中でも一番新しい能力や新鮮味が引き出される可能性があるのです。

丹内騎手も例年夏は北海道で騎乗していますが、今年はなかなかの活躍で勝利数だけ見ればリーディングからは離されているものの、2着の数が抜けて一番多いという結果を残しています。人気薄でも2着に食い込ませてくることも多く、まさに今回スライリーの新しい能力や新鮮味を引き出してくれるのに最適な騎手と言ってもいいのです。

ということでクイーンSは、馬自身初の乗り替わりとなるスライリーが丹内騎手とのコンビで新しい能力や新鮮味を引き出され、大変身を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。